社会構造の変化

2021.8.26

 若者や小中学校の生徒に感染者が出るようになり、さらにすでにワクチンを2回接種した高齢者が感染するという例も出てきました。ようやく2回の接種を終えた私は、接種後10日ぐらいから抗体量が増えるということで、現在その日を待っている状態。

 ただ今日のニュースでは、接種後三か月で抗体量が減ってくるという記事もあって、気持ちはかなり複雑。抗体量が半分になったからと言って、感染したらすぐに重症化するといった例はないようですが、感染する確率は増えそうな気もします。

 結局感染して発症するかどうかの分岐点は、体内でのウイルス量と抗体を含めた免疫との力関係にあるような気もします。

 ウイルス側からすれば

 飛沫感染、接触感染、空気感染を通してウイルスが体内に潜り込む。その後粘膜の細胞表面に付着する。付着後細胞内で増殖。増殖後体外に排出されて、さらに感染拡大を目指すということになりそう。

 それに対して、人間側は飛沫を避けるためにマスク、接触を避けるために、なるべく触らない、さらに手洗い、手指消毒、そして空気感染を避けるためにソーシャルディスタンスを意識。

 それでもウイルスを吸い込んでしまう可能性があり、次が唾液や鼻水によってウイルスを押し流したり、自己免疫の活性化。さらにワクチンによる抗体で、ウイルス増殖を迎え撃つということになりそう。

 ということは攻撃側のウイルスの増殖率とディフェンス側の守りの駆逐率のバランスが崩れた時、感染し発症ということになりそうです。

 となると、現状で感染拡大を抑え込むためには、マスク装着、手洗い、3密を避け、ワクチンを接種し、ストレスをためず、十分な睡眠と良質の食事を摂り、自己免疫力を維持するしかない。

 と思いつつ、最も有効なのは、やはり人との接触を減らすのが一番と考えざるを得ません。さらに今後も変異株の流行が予想されていますから、基本的には数年にわたって人との接触を減らすしかないわけで、社会の構造そのものが変化していきそうです。

 通販が拡大し、品物はドローンや自動走行ロボットが運搬。お店の販売は無人。銀行決済は基本的にネットを介して行われ、やがて医療もリモートで診断ということになりそう。

 さらに診療所から処方箋が最寄り薬局に送られ、調剤された薬はドローンで運搬。そう考えると脱炭素社会を目指して、今は車の電気化が進んでいますが、車そのものも楽しみで運転する以外、徐々に不要になる可能性がありそう。

 問題は人間同士が競い合うスポーツ
がどうなるか?eスポーツなる言葉が使われ始めていますが、これが普及すると同時に、5G、6Gという高速ネットを使って、遠く離れた人が試合をするという技術もそのうち生まれるのではという気がします。

 さて全国の新規感染者数ですが、今日は24319名。グラフを見ると増加の勢いにわずかに陰りが見えた感じ。首都圏の感染者数の増加率が減ってきたなという感触もあります。

 ただちょっと気を許せばすぐに感染拡大ということになり、当面の心配は学校の再開。重症化する子供は少ないみたいですが、感染が広がれば、そこから両親が感染ということも考えられます。
 
 ワクチン接種が終わったとはいえ、まだまだ気を抜けないなと感じています。 



マスコミの伝え方


新型コロナ(2)


表紙に戻る