初動が遅い!

2021.9.2

 昨年の春に書いた新型コロナに関する記事を改めてまとめ直しています。読み直して感じたことは、やはり初動の遅さ。

 「中国で新型肺炎が流行りだした」なんて言う記事があったものの、日本は「他国の出来事」と言った感じで、何ら入国制限をせず傍観

 やがてクルーズ船での集団感染が起き、さらに観光で日本各地を訪問していた中国人観光客から感染したと思われる人が続出。それでもなかなか入国制限をせず。

 一方中国では、この感染症の感染者数が急増するのと同時に、各種の規制を開始。この感染症が感染しやすく、重症化する人も多いと思っていたのか、患者のための新規病院も建設

 それでも日本政府はなかなか動かず、クルーズ船の感染拡大と、日本各地で感染者が出ているのに、ある意味現地の病院任せ?

 結局、この体質は今も引き継がれていて、デルタ株の感染拡大が叫ばれていたのに、オリンピックやパラリンピックを開催したり、goto事業をやったり。

 まあ似たようなことばかり繰り返しているんだなという気がします。それでも最近はワクチン接種に力を入れるようになり、高齢者の重症化防止には役立っているみたい。

 しかし高齢者以外の人たちへの接種体制はなかなか整わず、接種を希望する若い人たちが焦っている感じ。そんな中、新学期が始まり、ちょっと収まりかけた感染者数がまた増えるということも予想されています。

 それに対してどうするんだ?というのが最大の疑問ですが、何やら最近は総裁選や衆議院解散の話題が増え、国会も開かれず、またしてもコロナ対策は後回しになりそうです。

 そのしわ寄せは、結局個人の行動の自主規制とか医療関係者の頑張りにかけるしかなさそうです。幸いに週前半に記録される感染者の最低値は13634名と減少傾向が鮮明になってきました。

 また週後半に記録される最高値は2万数千名で収まりそうな気配です。緊急事態宣言の効果が出始めたと解釈する人もいるかもしれませんが、個人的には多くの人の個人的自主的なささやかな努力の結果ではないかと思っています。

 このまま来週になれば、来週月曜か火曜の新規感染者数は10000名程度まで減るのではという気もします。また来週後半の新規感染者数の最高値は17000名程度かなと思っていますが、そのレベルでは予定された緊急事態宣言の解除は望めない気もします。

 しかしその次の週になると、学校での感染者が少しずつ増えて、減少傾向は停滞。やがて上昇に転じるということも考えられ、結局当分どこにも遊びに行けそうもないなという思いが強くなっています。 



何故コロナばかり注目?


新型コロナ(2)


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