何故コロナばかり注目?

2021.9.7

 前回の記事で、来週前半の最低値は10000名程度まで減るのではと書きましたが、今日発表されている数値は8241名で、予想を下回りました。

 また先週後半に記録する最高値は2万数千名ではと書きましたが、実際には9/1に20029名となり、これも予想より少なかったようです。

 こういった数値やグラフの動きを見ると、、明日以降の最高値は14000名程度まで上がるものの、1週間後の最低値は4000名程度まで下がるのではという気もします。

 ただすでに様々な学校で新学期が始まり、子供たちの感染事例も増えているようです。教育現場では、なんとか授業の質を落とさず、感染を拡大させないような様々な工夫がなされているようで、先生がたの努力に頭が下がります。

 一方政治の世界では菅総理の辞任表明以降、各種ニュースでは「次の総裁は誰か?」という話題が激増。たまたまですが、新規感染者数が減少していることもあり、重症者が増えているという指摘はあるものの、やはり視聴率が採れる報道に傾いている感じです。

 というわけで、少し過剰ではと思っていたコロナ報道が逆に少し落ち着いてきたなという印象を持っているのですが、改めて何故こんなにコロナ感染に恐怖を感じるのかということについて考えています。 

 他のブログにもちょっと書きましたが、今日現在の日本の新型コロナ累計感染者数は1582993名となっていて、日本の総人口約1億2560万人の1.26%。要するに100人に一人が感染してしまったということのようです。

 亡くなられた方は16399名で、0.013%。つまり1万人に1人ぐらいということになりそう。一方昨年度1年間にがんで亡くなられた方は37.8万人心疾患で亡くなられた方は20.6万人とのことで、両者でほぼ60万人ということになります。

 そういった数字を見ると、コロナよりもがんや心疾患の方がよほど恐ろしいということになりそうですが、テレビでは何故かコロナを取りあげることが多い。

 これはどうしてなんだろう?と考えることが増えています。感染者数そのものが多いとか、感染力が強いといった印象はありますが、亡くなられる方の人数を比較すると、マスコミの騒ぎ過ぎで恐怖心を植え付けれられてしまったという印象もあります。

 確かに感染して重症化したのに満足な医療が受けられず残念ながらこの世を去るという事例もありますが、これはがんでも同じような事例がありそうです。

 しかしなぜかがんよりもコロナの方が怖いと感じている自分がいます。もしかするとがんや心疾患では、事前にそれを予想して病気にならない工夫が限られているのに、コロナの場合は3密を避けるとかワクチンを接種するとか、感染を避ける具体的方法があるからこそ、逆に何とかしたいと思う気持ちが働くのか?

 しかしなんか自分の気持ちとしっくりきません。なんでこんなにコロナだけを強調してマスコミは取り上げているのか?多くの人が関心を持っているからか、それともマスコミがセンセーショナルに取り上げるから多くの人が心配して関心を持つのか?

 自分の気持ちを振り返っても、その心理が良く分かりません。



感染者数が急減


新型コロナ(2)


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