感染者急減の理由

2021.10.10

 ネットの記事に、1週間後の感染者数を予測するのは簡単だが一か月後は難しいという記事が出ていました。私も新規感染者数のグラフの傾向を見て、1週間後の新規感染者数を予想していますが、確かに一週間後だと比較的よく当たるような気がします。

 前回の記事では10/4か10/5には800名前後となり、10/7〜10/9あたりには1500名程度になるのではと書きました。結果は10/4が600名、10/6が1124名ということで、今回は残念ながら大きく外れた感じです。

 数字を予測するときに、「こんなに短期間に新規感染者数が減少するわけがない」という思い込みがあったような気がします。たださすがに昨日までのグラフの推移を見ると、いよいよ下限に近付いたなという印象があります。

 ということは来週の10/11か10/12あたりに発表される最低値は400〜500名となり、週後半(10/14,10/15)に発表される最高値は800〜1000名程度ということでしょうか。

 もしこの予想を実際の数値が下回るならば、さらに終息傾向が継続ということになり、予想通りなら下限が近づいた、上回る様なら多くの専門家が予想するように、第6波の兆候が表れたということになりそうです。

 てなことを考えながら数字を見ているのですが、やはり急激な減少の理由が不明。専門家の方々はワクチンだの、行動様式だの、気候といった様々な複合的要因を挙げていますが、それでもここまで急激に減る理由が良く分かりません。

 もしかしたら、ウイルス自体も日々変異を繰り返しているわけですから、デルタ株自体の性質が少し変わったのではという気もします。

 いずれそういった事実も明らかになるとは思われますが、ウイルスは一般的に自らの繁殖を最優先する方向に遺伝子が変化していくくため、より感染しやすくなるとともに弱毒化すると言われていますから、もしかしたら日本はたまたまその過渡期にあるのかも、という気もします。
 
 もしこれが正しければ、さらにウイルスの変異が進むと、より感染しやすくなり、よりインフルエンザのような一般の疾患に近い状態になるのかなという気もします。
 
 ただそういった分析が出てくるのは数か月かかるような気もするので、当面はやはり感染しない対策が必要なことは間違いないようです。
 
 ちなみに日本のワクチン接種率は、1回目終了が72.8%、2回目終了が63.1%になったようで、遅れて接種が始まった割には頑張っているなという印象です。
 
 ただ2回目を終えて、八か月後には3回目が必要という話もあるようで、マスコミはあまり触れていませんが、それが正しければ、それこそこれからは半年ごとにワクチンを接種しなければいけないということになるのかもという危惧を覚えています。



感染拡大の周期


新型コロナ(2)


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