感染拡大の周期

2021.10.17

 前回の記事からちょうど一週間が経過。新規感染者数は減少が続いています。前回の記事で予想していた新規感染者数の人数は10/11か10/12あたりに400〜500名、10/14か10/15に800〜1000名程度と書きました。

 結果はどうだったの?10/11に369名、10/14は617名ということでしたが、この週の最高値は10/13に記録した729名でした。いずれも予想した数字を下回っていますから、依然として減少傾向が継続していることになりそう。

 そうした目で見ると、来週10/18か10/19あたりの新規感染者数は200〜300名となり、週後半の10/21か10/22あたりで記録される最高値は500名前後になるような気もします。

 しかしこんな急激に減るはずがないという、ちょっと懐疑的な見方をしている自分もいます。専門家の中にも、この急激な減少をうまく説明できる人は少ないようで、複合的要因という、ちょっと言い訳めいた言い方をしている人も多いみたいです。

 とはいえ、この急激な減少の主因にはどんな条件があるのか分からなければ、今まさに第6次の感染拡大が始まると警告しているマスコミは増えていますが、いまいち信憑性がないなという気もします。

 そもそも第5次感染が拡大した主因はデルタ株だったように思うのですが、そのデルタ株の影響が衰退していると思われる現在、6次感染拡大が起きる原因にはどんなものがあるのか?

 やはりまったく新しい、より感染しやすい変異株が生まれてこない限り、現行のワクチン接種が進めば自然に抑え込めるのでは、という気もします。

 一方人類側の努力とは全く関係なく、自然界の中でこのウイルスが勝手に増えたり減ったりを繰り返すという考え方も出来るのではという気もしてきました。

 日本の新規関者数のグラフを見ると、山の高さはそれぞれ違うものの、感染拡大が始まってピークに達するまでの期間は一か月〜一か月半ぐらい、その後減少に転じてやはり一か月から一か月半で最低値に達し、一か月ほど小康状態が続き、再び次の感染拡大が起きるという感じに見えます。

 もちろんその間にワクチン接種が進んだり、生活への規制が進んだりすることが感染者数に影響していることは間違いなさそうですが、期間への影響は少ないような気もします。

 まあたまたま日本の新規感染者数のグラフがそう見えるだけで、諸外国のグラフは全然違う形をしているようにも見えます。この違いについても、やはり不思議だなと感じますが、今回はそのことについては触れません。

 というわけで、これまでの流れを踏襲すれば、現在落ち着き始めた状態は、一か月か一か月半継続すると考えると、次の第6次の感染拡大は11月半ばにその兆候が表れ、11月下旬には感染拡大がはっきりしてくるということになりそうです。

 ただ何回も書いていますが、11月半ばに感染拡大の兆候が見られたということになると、その兆候は2週間前の11月初めに感染した人がいたということになるわけですから、11月半ばには新たな感染者がもっと増えているということになりそうです。

 さてどうなるか?今後もこういったことが延々と繰り返され、その度にワクチンだ、外出自粛だと騒ぎ立てることになるのか?感染拡大、感染縮小、小康状態という周期が4か月から4か月半ごとに繰り返されると考え、自らの行動様式を予想して考えるべきなのか?悩ましいです。



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