オミクロン株の特徴

2022.1.15

 前回の記事から9日間が経過。前回の記事では、予想を上回って上昇中と書きましたが、この9日間の感染者数はさらにその予想を上回って感染者数が増えています。

 新規感染者数が25000名を越えた8/20ぐらいからの感染者数の推移は以下の通り。この勢いでいくと、来週頭には18000名程度まで数値が下がるかもしれませんが、その後は3万名に近づくことになりそうです。

 ちょっとグラフの縦棒に濃淡が出てしまいましたが、ソフト上の問題です。グラフの推移のみに注目していただければよいと思います。



 てなわけで、感染が急拡大している中で我々が出来ることは何かということを考えるために、これまでにニュースになったことでオミクロン株の特徴について調べてみました。それらを順不同に羅列します。

・ 変異が多いため、細胞に結合しやすい
・ その結果感染力が従来のデルタ株より大きい
・ 感染後の症状は発熱、全身倦怠感、咽頭痛、鼻水、頭痛、関節痛が多く、嘔吐・吐き気や呼吸困難、嗅覚味覚障害は少ない
・ 感染者数の数%ですが、無症状の人がいる
・ 重症化のリスクはこれまでの株よりは少しだけ低そう
・ ファイザー製ワクチンの場合、2回接種後、20週(5か月)が経過すると、予防効果がほぼ失われる
・ これまでデルタ株に感染経験がある人は、オミクロン株にも感染することがある 
・ これまでの株に比べると肺炎は少ない
・ 潜伏期間は短く、回復は早い
・ 感染経路不明が多い
・ ウイルスの増殖部位が肺ではなく、鼻に移行
・ 感染者は若い世代が多いが、高齢者に比べて、交流も多いのが原因かも
 
 だいたいこんな感じでしょうか。要するに人との交流が多くなると必然的に感染が増えるということですが、その症状は従来のものより軽く、感染しても数日で回復という傾向が強いのかも。

 「だったら安心」という気もしますが、感染者数が増えれば、確率的に重症化する人も増えてくるはず。というわけで今後も感染対策が必要という、まあ当たり前の結論になります。



3回目ワクチン接種の必要性


新型コロナ(3)


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