アトピーとアルコールの関係

 アルコールがアトピーを悪化させると言うことに気がつきましたので、ではどんなアルコールが悪化させるのか、なんとなく気をつけて飲むようになりました。

 学生時代から就職したての頃飲んでいたのはビールやウイスキーでした。まだ若く肝臓も元気だったせいか、たまに二日酔いになることはあっても、1日休めば体力的にはすぐに元気になりました。

 アルコールにはそこそこ強かったようで、ビール大瓶を1〜2本飲んでからウイスキーの水割りを数杯飲むという習慣がいつしか出来上がっていました。

 夕食を食べる前からビールを飲み始め、夕食後は薄目のウイスキー水割りを飲み続けるという、ほぼアルコール依存症に近い状態が続きます。

 ビール、ウイスキー以外にも日本酒やワインを飲みました。当然食事も酒のつまみ系が多くなり、アトピーにとっては良くない肉食系や加工品を摂取していたと思います。

 30代になり、アトピーはさらに悪化。背中が痒くて、寝ている内に掻いてしまい、パジャマが血だらけになったこともあります。要するに酒の飲み過ぎで、体はアルコールで寝ているのに、痒みだけは感じて知らないうちに掻いてしまうということです。

 翌日パジャマを見てびっくり。慌てて背中一面に塗り薬を塗ったりするので、今度はシャツの背中部分だけが薬の色に染まってしまい、すぐに買い換えという事もありました。

 結局上記の酒類の中で、一番相性の悪かったアルコールは日本酒でした。そこで日本酒は30代前半から全く飲まなくなりました。そしてその次に相性の悪かったものは、なんと私が一番好きだったビールでした。

 しかもビールも銘柄や種類によって痒さが変わることも発見しました。この頃はまだ発泡酒はほとんどありませんでしたから、すべて普通のビールの話しです。

 さてそれではビールの中で何が一番相性が悪かったか。それは、4大ビールメーカーの中では、申し訳ないのですがサントリーでした。実名を出すのはどうかとも思われるのですが、営業妨害のつもりはありません。単に私の体との相性が悪かったということです。

 次がキリンまたはアサヒ、最後がサッポロと続きます。それぞれのビールがどのような行程で、どんな酵母を使って、また味付けのための様々な調味料がどんなものなのかは全く不明です。

 もし尋ねたとしても、企業秘密として教えてもらえないと思います。また上記の私の印象も、あくまで印象であって統計的なデータをとったわけではありません。

 ですから「じゃ私もビールはサッポロにしよう」という短絡的な発想はやめてください。あくまで、私の場合はという注釈付きです。

 当然相性の悪いビールは飲まなくなります。その結果統計的な比較の意味合いはますます薄れます。

 またサッポロは相性が良いといって、サッポロさえ飲んでいればアトピーは悪化しなかったかというと、そんなことはありません。ただなんとなく痒さの度合いが違うように感じると言う程度のことです。

 また、同じ銘柄でもビールの種類によって痒さが異なるようにも思えました。駄目なのは「生」です。夏場の生ビールは最高ですが、大ジョッキを飲み終わる頃には、足の膝の裏がむずむずしてきます。それでも夏場はビールが手放せません。つい飲んでしまいます。

 その結果、ベッドの中で体が温まってくるにつれ、全身がほてるような感じでムズムズし、しょうがないので一カ所を掻くと、そこを起点に次から次へと痒くなっていきます。

 そこまで分かっているなら飲むのをやめればいいのですが、仕事のストレス解消にビールは欠かせません。困った状態が延々と続きます。



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