タケノコに含まれるシュウ酸

 2010年4月下旬。昨晩は久しぶりに手に痒みを感じ、眠りが浅かったのでそのことを少し。

 昨日はアルコールは飲んでいないので、いわゆる生ビールによる痒みではありません。(私は生ビールを飲み過ぎると痒くなります。原因不明です)

 とすると昼食か夕食を疑います。どのくらいの時間で痒みが生じるかという分析はしていないので、これまでの経験による感覚です。

 昨日の昼食はスパゲッティミートソース。市販のミートソースを買ってきて、自分で麺を茹でて作っていますが、これまで何回も食べていますが、痒い症状が出たことはありません。

 というわけで疑いは夕食に向くわけですが、すぐに思い当たりました。昨日は牛肉とピーマン、タケノコのチンジャオロースを作り、結構たくさん食べました。

 そしてすぐに、「そう言えば過去にもタケノコで痒くなったことがあったな」と思い出しました。スーパーでタケノコの水煮というのを買いましたが、あく抜きが十分でなかったのかもしれません。

 購入するときは、原産地を見て、国産の新しいものを購入しています。すぐそばに妙に安いタケノコもありましたが、案の定中国産でした。中国産が一概に悪いとは思えませんが、アトピーである以上、ある程度のリスクは避けたいという気持ちがあります。

 さてタケノコのあくをネットで調べてみると「シュウ酸」という語句を見つけました。これは山芋にも含まれているようで、痒みを強めます。

 タケノコのあく抜きが十分でないと、このシュウ酸が生じてしまうようです。

 幸いにして、今日の昼はもうほとんど痒みを感じません。痒みを感じないとまたすぐに忘れてしまい、性懲りもなくあく抜き不十分分で食べてしまいます。メモしておかないと駄目ですね。

 痒みの原因と思われるシュウ酸について気になったので調べてみました。すると摂取しすぎると骨粗鬆症や結石の原因になると書かれていてびっくり。

 ただし大量に摂取すればと言う注釈が付きます。でも大量に摂取する前に痒みが出るのですから、ある意味では体が事前に異物を検知していると言えそうです。

 つまり痒みが出るようなものを大量に摂取することは、その人の体に悪影響があるということです。従ってそのようなものは避けるということが、アトピーにもいいし、健康にも良いという結論になります。

 ちなみにどんなものに含まれているかも調べてみると、体によいとされる「ほうれん草」にも含まれていました。ただし茹でれば7〜8割はお湯に溶けてなくなるそうです。茹でた後はきちんとお湯をきったり、お湯自体の量を増やした方が良さそうです。

 他にも、いわゆるアクの成分として大根、なす、さつまいも、たけのこ、バナナ、ナッツ類、ココア、コーヒー、紅茶、ビール等にも含まれているとのことです。

 さてそれではなぜシュウ酸が痒みを引き起こすのか。疑問に思って検索してみましたが、これについてはよく分かりませんでした。

 ただ痒みを引き起こす原因として、シュウ酸がカルシウムと結合したとき、シュウ酸カルシウムという物質が出来、これが針状結晶になるということはわかりました。

 しかし体内で針状結晶が出来、それがアトピーの原因であると考えると、全身が痒くなるはずであり、今回のように左手だけに症状が現れるようなことはないはずです。

 もしかするとタケノコの水煮を水洗いしたとき、その水にシュウ酸カルシウムが溶け込み、それが左手に付いたのかもしれません。これが素人考えですが、一番分かりやすい解釈に思えます。



原因物質


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