エビの何が問題なのか、早速ネットで検索してみたところ、先ず「キチン質」という言葉が出てきました。これはいったい何か。さらに追究すると、なんと「キチン質」の摂取はアトピーに良い、という記述が一杯出てきました。
確かに私は一時期東洋医学の先生にセミの抜け殻をすりつぶして飲むと良いと言われました。これもキチン質の摂取ですね。
う〜ん、アトピーによい物質でも、それが肌に付くと、私の場合は反応するのか?と困ってしまいました。
それとも原因はキチン質ではないのかとも思えます。またキチン質が良いという記述は多いものの、キチン質がどんな物質なのかを解説しているページは少ないみたいです。
そこでウィキペディアを見ると、キチン質は「キチン」と「キトサン」という物質の総称であることが分かりました。しかしそれでは「キチン」と「キトサン」という物質がどんなものか、まだ分かりません。(しつこいですね)
そして遂に分子式を発見。(C8H13NO5)nという、ややこしい化学式です。( )内の物質がn個というか、多数結合した物質です。語源は古代ギリシアの衣服であるキトン(包むもの)に由来しているそうですが、勉強になりました。
というわけで、化学の専門用語なので難しいのですが、直鎖型の、窒素を含んだ多糖分子ということで、私が反応する原因物質である糖分に関係していることが分かりました。
で、別名はアセチルグルコサミンという物質だそうで、グルコサミンという物質は最近健康食品でよく聞く名前です。
しかしそうなると私はこのグルコサミンを含んだ健康食品は利用しない方が良いのでしょうか。飲んでいないからいいのですが、逆にグルコサミンはアトピーに良いという記述もありますから悩ましいです。
そこでグルコサミンについても調べてみたのですが、有機化学の知識が相当量必要なことが分かり、ましてやアトピーとの関連まで分かるはずもなく、ひとまず探索は中止です。
とりあえず海老やカニの殻や甲羅はキチン質で出来ていて、これらの本質はアセチルグルコサミンであることが分かりました。
グルコサミン自体は糖の一種で、健康食品に良く出てきますが、主な効能としては関節関係で痛みが軽減することがある、ということです。
その理由は保湿作用にあるようです。その作用に注目して乾燥肌にも良いとされているようです。
しかしそう考えると、カニやエビを触ってアトピーが悪化するのはキチン質のせいではないのかもしれません。では他に考えられることは何だろうか、とこれを書きながら考えました。
そして思いついたのが、私が食べたエビが入っていた箱の状態。箱には氷が敷き詰められ、その上にエビがのっていました。大量の氷が涼しげで鮮度も良いように見えました。
しかし何でエビの表面はあんなに湿気が多く、テカテカと光り輝いていたのだろうと疑問を持ちました。確かに底面には氷が敷き詰められていますからそこそこ湿気があります。
ただ回転寿司のエビを見ても分かるように、10分もすれば普通表面は乾くのではないかと思えるのです。それが長時間に渡って出しっぱなしでも表面は濡れたようにテカテカしています。
これは何か鮮度保持剤みたいなものがエビ表面についていて、それが反応するのかもと思いました。
そこで鮮度保持剤についてネットで検索してみると、これまたいろいろあることが分かりました。しかし、あまりに種類が多いのと、専門的な用語で、素人ではちょっと手に負えません。
ただ我々が普段何気なく食べているエビ、カニ類は、漁港で水揚げしたものがそのまま運ばれてくるのではなく、途中で鮮度保持のために加工される場合があるということが分かっただけでも、調べた甲斐はありました。