猛暑でアトピーが悪化

 あまりの暑さにアトピーが悪化。手の内側が赤くなってしまい、ふと気がつくと自然に手が伸びて掻いています。冷やしてもムヒを塗っても一時的な効果しかなく、さすがにまいっています。

 ちょうど血圧や痛風の薬をもらうついでがあったので、ついでにアトピーについて医者に訴えました。しかし医者としても特効薬はなく、保湿クリームか、アレルギーを抑える内服薬か、ステロイドホルモン剤を塗るという選択肢しかありません。

 相談の結果(私が通っている医者は、薬についても相談できます)、とりあえず一番軽いステロイド剤を使うことにしました。それほど症状がひどくなっていると言うことです。

 処方されたのは「パルデス」という小さなチューブに入った軟膏です。容量は5g。強さをネットで調べると、5段階中の4段階で、比較的軽い方に属しています。

 というわけで、赤くはれぼったくなっている肘の内側に帰宅後少しばかり塗ってみました。すると汗を掻いてもあまり痒くなりません。あれほど痒かった痒みが一気に消えてしまいました。

 夜になって入浴後もう一度ごく薄く塗りました。すると就寝中も痒みを感じることもなく、久しぶりに安眠。翌朝、今日ですが、肘の内側の赤みもひいています。

 今現在パソコンをうちながら腕の状態を見てみると、汗を掻いて湿っぽいのですが、痒みはありません。不思議なくらい効いているようです。

 たぶんここのところまったくステロイド剤は使っていなかったので、効果も顕著なんだと思います。今日も暑くなる予想ですが、とりあえずこれでアトピーは乗り越えられそうです。

 と思って数日、ステロイド剤の効果がすばらしく、腕の方はほとんど治ってしまいました。しかしもしかすると勘違いかもしれませんが、行き場を失ったアトピーの因子が足に来たような気もします。

 つまり痒い部分が移動したということです。今は太ももの外側と膝の内側に若干の痒みを感じています。腕ほど痒みが強くないので、必要に応じてムヒを塗ったりして誤魔化しています。

 なんだかモグラたたきみたいで、ある部分の炎症を鎮めると、別の部分でアトピーが始まるというような印象を持っています。結局体の中に常にアトピーの因子が循環していて、それが一番出やすいところに出てくるのかなと思えます。

 アトピーの原因は汗や食物に対する過剰反応だと理解していますが、一方で体が内部の状態をきれいに保とうとして異物を皮膚から外に出そうとしているのではという風にも考えたりしています。

 つまり様々な添加物や異物を体が感知して、それを腸や腎臓ではなく皮膚から体外に押し出そうとしているのではという感覚をぬぐえません。

 逆に言うと痒くなればなるほど体に異物がたまっていたと言うことで、全部出し切れば症状は軽くなるのでは、という期待もあります。

 外に出るから良いのであって、これが体内に起きるとガン等を誘発するのではと考えてしまいます。医学的な根拠はまったくありませんが、長い間アトピーと付き合っていると、なんとなくそんな印象を受けます。

 だとすれば無闇とステロイド剤を塗りたくって痒みを押し殺し、異物が出てくるのを防いでしまうのはどうかなとも思えます。

 とはいうものの、あの痒さといったら、普通に人には理解してもらえませんね。ひどいときは皮膚を1枚、新ジャガの皮のように、ベロベロッとはがしたくなります。



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