ハワイではアトピーが改善します

 2010年夏、毎年ほぼ恒例になっているハワイに行ってきました。約2週間という、誰もが羨む中期旅行ですが、一度この期間の滞在を経験してしまうと、とても4泊6日のツアーでは行く気になれません。

 ハワイ旅行の詳細については、私自身のメインサイトである「ハワイ旅行あれこれ」で詳しくまとめていますので、関心のある方はそちらも参考にしてください。

 それで、今回のテーマはハワイに行くと悪化していたアトピー性皮膚炎が、いつのまにか軽快し、帰国すると数日で再び痒くなると話題です。私なりに分析してみました。

 そもそもアトピー性皮膚炎の原因は、生まれつき皮膚の角質が薄い上に、汗等の刺激を受けやすく、過剰に反応するため痒くなるというところにあります。さらにいったん掻き始めると、さらに角質が薄くなり、さらに敏感になってますます痒みが増す、ということのようです。

 ところが、ハワイに行くとこの痒みが不思議なくらい収まります。当然ハワイも暑いので(最近の日本ほどではありません。最高温度30度前後です。ただし太陽の輝きは激しいので、紫外線は多いと思います)、それなりに汗はかきます。

 しかし痒くなることは滅多にありません。本当に不思議です。それでも原因をあえて考えてみると、先ず気がつくのは湿度です。日本は湿気が多く、汗をかいてもなかなか蒸発しません。汗が皮膚にまとわりつく感じです。

 ハワイでは、皮膚表面が一時的にしめっても、すぐに乾燥します。まるで汗などかいていないようなサラサラ状態になります。従って汗の成分と皮膚が反応しずらいのかもしれません。

 しかし汗はかいても、蒸発するのは基本的に水分だけですから、汗の成分は皮膚上に残っているはずです。その成分と皮膚が反応しても良さそうにも思いますが、そのようなことはないようです。

 太陽の紫外線かな、とも考えました。ハワイの紫外線はひじょうに強いです。皮膚がんを心配しなくてはいけないぐらいです。しかし日本でも私は伊豆半島あたりに真夏釣りに行きますが、結構紫外線が強いです。でもアトピーは良くなりません。

 そうすると海が良いのか、とも思います。滞在中は2日に1回ぐらいビーチに行き、海水浴もどきをします。(私は小さい頃喘息だったため、当時は水に入るなという指導が行われ、私はほとんど泳げません)

 もしかしたら、ミネラルを豊富に含んだ火山性のきれいな海水は、皮膚に対してそれなりの効果があるのかもしれないな、という感触はあります。

 であるなら、日本でも海水のきれいな地方に行けばアトピーは良くなるような気がしますがどうでしょうか。日本全国のアトピー患者の分布比率等を見て、海岸沿いの比率が少なければ、この説は有力かもしれません。

 さて、他に考えられることは何だろうか、といろいろ考えていくと、人間自身の代謝活動、すなわち呼吸や飲食の影響はどうだろうか、という所に行き着きます。



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