ハワイと日本の大気成分比較

 ハワイと日本では空気の成分が違うためアトピーが出てこないのか、という疑問ですが、どのよう調べればよいのか正直よく分かりません。

 ウィキペディアで調べてみると、予想通りいわゆる大気中の窒素や酸素、アルゴン、二酸化炭素といった成分は場所や季節、時刻によってほとんど変化しないと書かれています。

 唯一変動するのは水蒸気の量、すなわち湿気です。たしかにハワイと日本では湿気が著しく違いますが、これについては前ページに書きました。

 しかし、さらにウィキペディアに出ている大気成分の表を詳細に見ると、ある成分は生物、産業活動、光化学により多少変動するとも書かれています。

 どんな成分かというと、二酸化炭素、メタン、、一酸化二窒素、一酸化炭素、オゾン、二酸化窒素、アンモニア等です。もちろんいずれもひじょうに微量です。

 しかしもともと微量の物質が反応してアトピーが生じるのですから、これらの物質の影響もそれぞれしらべてみないといけません。

 そこで上にあげた物質でハワイと日本では含有量が異なると思われる物質を考えてみます。要するに都市の構造や気象条件を比較して推定するわけです。

 そこまで考えてみると、例えばハワイは紫外線が強いので大気中のオゾンが多いのではと思いました。また貿易風がいつも吹いていますので、日本に較べると大気汚染の度合いが少ないように思いますので、一酸化二窒素や二酸化窒素等は少ないかもしれません。

 さらに産業構造を考えると、日本の方が工場が多く植物が少ないように思えますので二酸化炭素濃度も異なるのかなと思います。

 そこで今度はずばりグーグルで「アトピー 大気成分」と入れ検索してみました。すると中国の黄砂の影響という記事がAll Aboutに出ていました。

 この記事は主に喘息に焦点をあてているようですが、アトピーにも影響があると書かれています。 

 黄砂の影響を喘息症状として感じることは何回かありました。しかし確実に黄砂の影響とも言えません。私の住んでいるところは埼玉県なので、比較的黄砂の影響は少ないと思われるからです。

 これを確認するためには自分の喘息症状と、気象庁の黄砂予報の分布図を照らし合わせて確認する作業が必要ですが、私はまだそこまでやったことがありません。

 いずれにしてもハワイと日本では、黄砂の濃度は明らかに違うと思われますので、考慮の必要はあると思います。

 ただし今年の夏、成田空港に降りたって以来続いているアトピー症状ですが、現在は黄砂の影響はほとんどないと思いますので、もしかしたら原因ではないのかもしれません。

 とすると空港に降り立った瞬間に感じた痒みは他に原因があるはずです。前回あげた大気成分の中で、皮膚に影響を与える物質または汗と反応する物質は何だろうかと考えてみました。

  二酸化炭素ですが、実にありふれた物質で、我々自身が呼吸しているとき排出しています。もし二酸化炭素がアトピーの原因なら、すぐに肺がアトピー化して肺炎になって死んでしまいそうですが、そうはなっていないので除外。

 次がメタン。「アトピー メタン」と入れ、グーグルで検索してみました。すると医療機関のページで腸内にメタンが多いと大腸がんや皮膚炎の原因になると書かれています。

 余計なことですが、アトピーの患者さんの便は腐敗が生じていることが多いようです。しかし私の場合成田でいきなり腸内に腐敗が生じて、皮膚が痒くなったとは思えませんので、該当しないように思います。

 要するに大気中に含まれているメタンが皮膚または皮膚の表面の汗等と反応するかという事ですが、基本的に水とは反応しないと書かれていますので、汗には溶けません。

 ただ塩素があると徐々に反応して、いくつか有機物が出来るようです。これらが皮膚のタンパク質と反応する可能性はありますが、私の知識では手に負えません。なんとも中途半端ですが、今のところここまででとりあえず終了です。



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