皮膚の内外からの刺激が
アトピーの原因?

外と中の両方からの刺激でアトピーが発症(2011.7.13)

 残留塩素のことを調べて思ったのですが、私も含めて、結局アトピーの患者さんは外からの刺激と中からの刺激の両方を考えなくてはいけないということのようです。

 つまり外部からは残留塩素や汗による刺激と石鹸や洗剤による洗浄によって皮膚の皮脂が変性し溶かされ?取り去られてしまう結果、角質層が剥き出しになり、さらにそこに刺激が加わるという悪循環があります。

 一方体の内部からは、体内に取り込まれた糖分が、小腸等で充分に分解吸収されずに血液中を流れ、その破片が皮膚の真皮あたりに到達したとき、真皮と化学反応を起こし、それを我々はむずがゆく感じるのかなと思えます。

 だとすれば、先ず外部刺激の一つである汗をなんとかしないといけませんが、汗をかくのは暑いときの自然な反応で、これを無理矢理抑えるわけにはいきません。

 あえて言うとエアコン等の利用が考えられますが、私のこれまでの感覚では、過度のエアコン利用は皮膚表面がかさついて、かえって痒くなることがあります。

 これは車のエアコンでよく起きる症状です。冷風が直接当たる場所だけがカサカサして、皮膚が乾燥しているのがよく分かります。その意味では、適度の汗も良いのかなと思っています。

 しかしスポーツや猛暑で汗をかきすぎたときはどうするのか。残留塩素のことを考えると、迂闊に長時間シャワーを浴びるわけにもいかないようです。理想的には、浄水器の水等で濡らしたタオルで体をふくのがいいかなと思いますが結構面倒です。

 またタオルの繊維の質も問題になるので、特に赤ちゃん等は注意が必要かもしれません。いずれにしても、何らかの浄水器はあった方が良さそうです。


衣服の繊維とアトピー(2011.7.15)

 タオルの繊維も問題になると書きました。これは日常的に感じていることなので、これまで真剣に調べていようと思ったことはなかったのですが、折角の機会なので、少し調べてみようと思います。

 先ずは私自身の感覚ですが、新品のタオルをそのまま使うことは滅多にありません。だいたい一度洗濯してから使っています。これは下着も同様です。

 新品の状態でそのまま着ると、頻繁に皮膚と接触しこすれあう部分が痒くなることが多いです。もちろんまったく感じないものもありました。ただ痒くなるのが嫌なので、最近は必ず1回洗濯してから着るようにしています。

 次に襟元のタグですが、首の後ろがこのタグとこすれて痒くなることがあります。これはそうでない場合もあるので、痒くなった場合ははさみで切り取ってしまいます。

 夏場はTシャツを着ることが多いのですが、Tシャツの素材にもいろいろあるようで、外側のデザインより、内側の手触りを重視して購入しています。

 これはTシャツの値段とはあまり関係ないようで、高いTシャツでも裏側がごわごわしていたりザラザラしていたりする場合は、先ず間違いなく背中の上部や脇の下あたりが痒くなります。いずれも汗をよくかく場所です。

 これらの症状は、Tシャツによって決まっていて、着た瞬間にざらっと感じるものは痒くなり、サラッと感じるものは痒みを生じません。

 私の息子は今のところアトピー症状は出ていません。身長がほぼ同じになったので、私がアトピーを感じるTシャツをたまに息子にあげてしまうことがありますが、息子はまったく問題なく着ています。

 従って、これはアトピー患者特有の症状であると言えると思います。ただ息子も時々タグについては痒みを訴えることがあります。これらの症状の原因について、いずれ時間のあるとき調べてみようと思います。



木綿とアトピー


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