アトピーがよく出る場所

「麻」という繊維とアトピー(2011.7.20)

 「リネン」とは「リンネル」とも呼ばれるようで、そう言われてみればどちらも聞いたことがあります。

 その正体は何かと言うと「亜麻という植物の繊維を原料とした織物の総称」(ウィキペディアより)ということで、リネンと指定するとどうやら亜麻という植物に直結するようです。

 つまり一般的に言われている植物繊維の一部から取れる物質の総称ではないということで、私が「麻」という言葉から連想する繊維は、どうやらこの亜麻に由来するようです。

 ところがこのリネンの特徴を見ると、薄地のさらりとした織物と書かれていて、ガサガサした麻のイメージとはだいぶ異なります。(私の麻のイメージがおかしいのかもしれませんが)

 しかも亜麻を見ると「アサよりも柔らかくかつ強靭で、高級なものは女性の下着にも使われる」と書かれています。一方高級でないものはテントや帆布として使われると書かれているので、私の麻に対するイメージは、後者のほうに関係するようです。

 しかしどうも説明を読んでいても、麻と亜麻の区別がはっきりせず、さらに高級と高級でないものの違いもよくわかりません。

 ただ分かったのは、同じ麻という表示であって、下着に使えるようなさらりとした麻もあるし、テントやロープに使うような、がさついた麻もあるということです。

 従って、麻入り、と書かれた衣服すべてががさつく訳ではなく、私が買うような、一見涼しそうに思える安い麻入り製品の場合、繊維が毛羽立っていたりして痒みを生じるということのようです。

 とすると、これまた裏地の手触りを、買う前によく確かめないといけないということになりますが、手触りだけでは判断できないこともあるので、麻入りの場合は、やはりある程度値段の高い製品を買ったほうが良いのかもしれません。

 ちなみに麻入り製品とアトピーという語句で検索してみたのですが、そのような衣服でアトピーが悪化したという体験談はあまりありません。

 私の場合は、夏場に涼しそうな麻入りのズボンをはいたとき、ひざの裏側があせばみ、そこがズボンとこすれて痒くなることが多いという印象です。

 そういったとき、木綿やすべすべした化学繊維のズボンに履き替えると、症状が軽くなることから、どうも麻は良くない、という印象を持っています。


アトピーの発生部位(2011.7.21)

 どうやら同じ麻という名前でも、高級なものとそうでないものがあり(当たり前ですが)、手触りも肌への触感もかなり異なるようです。

 その意味では良いものを買うに越したことはないのですが、経済面と折り合いませんので、結局手触りの良くない麻を含んだ製品は避けるしかありません。

 次に天然素材の中の動物素材である毛(ウール)について調べようと思いましたが、基本的には羊毛を意味しています。そのほかにアンゴラ、アルパカ、ラクダといった動物の毛も使われているようですが、これらの製品は私の衣服にはほとんど存在しないと思っています。

 ただ、もしかしたらウールのセーターぐらいはあるかもしれないなあと考えて、そこからアトピーの出やすい場所について考えてみました。

 先ずセーター類については、直接肌に触れないように(特に首周り)注意しています。一般的にセーターのような厚手のけばけばした保温性の良い布が皮膚とこすれるとアトピーには良くないという印象を持っています。

 従って購入する場合も、タートルネック等は絶対に買いません。袖の長さも、手首に触れないように気にしています。

 同様にどんなに寒いときでもマフラーはしません。ただもしかすると綿のマフラーなら大丈夫かもしれませんが、しないことが習慣となっているので試したことがありません。

 私の場合、最近は症状が出る場所が決まっていて、先ず首周りから鎖骨の上部辺りまで。従ってシャツや下着の襟周辺と皮膚の接触部分に神経を使います。続いて脇の下周辺。脇の下で袖がこすれると、周辺がかゆくなります。

 さらに肘の内側と手首の内側。手首の内側は、夏場に腕時計をしているだけでかゆくなるので、熱いときは時計は使いません。

 一時期時計のバンドの質を疑ったことがあるのですが、どうやら汗が原因のようで、金属だろうが革だろうが、種類を問わずかゆくなります。

 さらに足のひざの裏側ですね。ここも汗で痒くなります。短パンにするのはいいのですが、その短パンのすそ部分がひざとこすれると痒くなるので、すその長さも気になります。ひざ小僧より上か下、どちらかに偏っていればいいのですが、中央に来ると痒くなります



繊維とアトピー


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