制汗剤の効果、潮風とアトピー

ここまでのまとめと制汗剤(2011.7.28)

 アトピーの原因物質については諸説紛々あり、様々な方がいろいろな意見を述べておられますが、原因物質として特定できているものは、糖分以外にはあまりないようにも思えます。

 もちろん汗や乾燥肌が関係していることも分かりますが、汗のどの成分で痒くなるのか、乾燥肌が何と反応して痒くなるのかがよく分かりません。さらに布とこすれた場合、その物理的接触によって皮膚が刺激され痒くなることがあります。

 結局なんだか原因物質は特定できないけど、その痒さは半端じゃないので、対処療法として、冷水につけたり、痒み止めや油脂の類を塗ったり、最悪?ステロイド剤を塗ったりしているのが現状だと思います。

 まあ要するに原因が分からないからアトピーという名前がついているわけです。しかし患者としては対処療法だけでは、根本的治療にならないと思えますので、どうしても原因物質を特定したくなります。

 ということで、ここまでの話では、体内からは糖分を始めとする何らかの化学物質、汗の化学物質、外部から布等の物理的接触、空気中のなんらかの成分と言うところまできました。

 ここでちょっと話をそらしますが、このアトピーについていろいろ考えているときに、制汗スプレーを利用したらどうなんだろうか、ということが気になりました。私は利用したことがないので、ちょっとネットで検索してみました。

 すると汗でアトピーが出る人が制汗剤を使うと、かえって悪化するという記述が目立ちます。つまり今度は制汗剤に含まれている化学物質が反応してしまうみたいです。

 その昔私は「天花粉」という白い粉状のものを背中につけていたことがあります。アトピーではなく汗もだと思っていた頃です。しかしこれもあまり良くなったと言う印象はありません。


潮風とアトピー(2011.7.29)

 私は釣りが好きなので、よく湘南海岸に出かけます。住んでいるのは埼玉県なので、車で行くと片道少なくとも2時間はかかるのですが、一頃は毎週のように出かけていました。

 仕事の都合がついて、1泊出来そうなときは、伊豆半島を南下し伊東辺りで釣りをすることもあります。湘南海岸では主として投げ釣りですが、船に乗るときもあります。

 でここからがアトピーの話ですが、夏の暑い時、特に風が強いときなどに海岸で投げつりをしたり、船に乗って沖に出ると、間違いなく痒くなります。この痒さは、通常の痒さよりもかなり激しく、大変辛いものです。

 そこで真水があれば、それをかけたりするとよくなります。ところが海水をかけるとさらに悪化する場合があります。汗をかいていないときはそうでもないので、これはやはり潮風の成分か、海水の成分がアトピーに悪影響を与えているとしか考えられません。
 そこで例によって全体の動向はどうなのかなと「潮風 アトピー」と入力してグーグルで検索すると、アトピーに潮風は良い、という記述が目立ちます。

 私の感覚とは違うので、あれっと思って、それなら「潮風 アトピー悪化」と入れたらどうかと考え検索すると、今度はそのように検索したのですから当たり前ですが、悪化したという記述があります。

 う〜ん、同じ潮風なのに、潮風に吹かれて気持ちがよくアトピーが軽快する場合と、悪化する場合がある、というのも不思議です。

 上にも書いたように、私の場合は汗が関係しているようなので、夏場が特に辛く、冬場はそれほどでもありません。ただ潮風に吹かれて、肌が気持ちよいという感触はもったことがありません。

 これももしかすると潮風は単に症状を誘発しているだけで、直接の原因はやはり汗なのかなと思いますが、汗をかいて痒くなる以上に潮風でさらに痒くなりますから、潮風の成分も考えないといけないのかなと思います。

 しかしこれは以外に簡単に分かりそうです。なんと言っても潮風は海水の蒸気を含んだ気体ですから、要するに塩分を含んでいるわけで、ということは汗に含まれるミネラルと同じということです。

 従って、汗の濃度がさらに濃くなる、と考えてもいいのかもしれないなと思うのですが、では海水浴はどうかとなると、ここでまた矛盾が生じることがあります。



海水の汚れ


アトピーの目次へ


トップページヘ