生活排水や食べ物とアトピー

生活排水対策とアトピー(2011.8.3)

 水質汚染の原因物質として、生活排水の割合が大きく、代表的なものは油、醤油、米のとぎ汁などであることが分かりました。

 他にはどんなものがあるのだろうと調べてみると、殺虫剤や除草剤、食品加工廃棄物、いわゆるガソリン等の燃料、合成洗剤、化粧品等が上げられています。

 ということはアトピー患者としては、なるべく生活排水についても気を配らなくてはいけないということですね。

 そこで、では具体的にどの程度影響があるのかということを調べるために「生活排水対策」と入力して検索してみると「大阪府」のページが出てきました。そこに分かりやすい実例がいくつかあったので引用します。

 使用済みてんぷら油500(ml)を流すと、それを魚が住める水質にするために風呂500杯分の水が必要だそうです。

 同様に余った牛乳コップ1杯分を捨てると、風呂11杯分の水、味噌汁1杯を捨てると風呂4.7杯分、米のとぎ汁500(ml)は風呂4杯分ということで、いずれもとんでもない量の水が必要みたいです。

 ということで一般家庭の台所で出来ることは、@ 食品を残さない。A 油は使い切るまたは固めて燃えるごみに。B 食器を洗うときの洗剤量は適量。C 米のとぎ汁は植木へ。

 入浴時に出来ることは、@ 石鹸、シャンプー等を適量使用。A 髪の毛を排水溝に流さないように。B 残り湯は洗濯で利用する。などだそうです。

 このうち我が家は台所編はほぼだいたい実行していますが、入浴編の残り湯の処理が出来ていません。他は大丈夫です。

 結局自分で汚した下水が、一応下水処理場で処理はされますが、処理しきれなかったものが少しずつ川に流され、さらにそれが河口から海に広がり、海水浴をするとアトピーが悪化するという結果になるようです。

 従って生活排水が少ない、または流されていない地区の海の水はきれいで、アトピーは出にくいという結果になりそうです。


食べもの全般に対する私の意識(2011.8.4)

 アトピーの原因物質について、汗や糖分(天然と人工)に始まり衣服の物理的接触、衣料品の素材(天然と人工)、水道水中の残留塩素、そして海水中の汚染物質を調べてきました。

 以上からアトピーを軽減させる方法として考えられることは、糖分の摂りすぎに注意する。特に砂糖はともかくとして味醂、添加物として加えられている増粘多糖類にも気を配る必要があります。

 ということは、やはり当たり前ですが素材を大事にした手作り料理を心がけるべきで、出来合いのコンビニ弁当等は出来るだけ避けたほうが良さそうです。

 また購入する食べ物も惣菜コーナーは出来る限り避け、信用の出来る産地から(私は中国からの食材にいまだに疑問を持っていますし、輸入された果物への防腐処置にも不安を感じています)の野菜や魚介類を購入したいなと思っています。

 となると野菜は有機栽培や減農薬ということにこだわりたくなるので、実際それに少しでも近づけるために家庭菜園でジャガイモやナス、ピーマン、キューリ、ネギといった定番野菜を、農薬は一切使わず鶏糞と台所の野菜くずの肥料で作っています。

 ちなみに魚介類も最近は鮮度を保つために、鮮度保持剤というのがいろいろつかわれているようです。

 これらの物質とアトピーの関係はよく分かりませんが、化学物質であることは間違いないので、鮮魚と書いてあっても妙に肌がピカピカしているものは購入していません。
 
 どうしても必要があって買ったときは、調理する前に水洗いを意識しています。

 というわけで、まとめると、出来るだけ本来の体には必要のない化学物質を取りこまないように努力するということが大事だと思っています。ただあまりにそれにこだわると、極端なダイエットや菜食主義に陥ってしまい、食べものに関するストレスが増大しますから、意識して心がけるという程度にしています。

 その結果ときたま砂糖や味醂の大量に入ったうなぎなんぞを食べてしまい、一晩中痒さで眠れないという経験を性懲りもなく繰り返しています。



ハワイとアトピー


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