ヒルドイド、冷水、ムヒとアトピー

ヒルドイドクリームとアトピー(2011.9.1)

 保湿剤の中で「ヒルドイドクリーム」というのを医師から処方してもらったこともあります。これは冬場に乾燥肌がひどくなって、皮膚の一部がひび割れを起こしたりアカギレ症状になったりしたとき使っています。

 正式名称は「ヒルドイドクリーム 0.3%」20gです。 

 基本的には保湿力を維持するクリームですが、独特のニオイがあるので使うのを躊躇う人も多いかもしれません。しかし保湿力やアカギレ等への対処としては、ワセリンや馬油よりも効果が高いような気がします。

 今も手元に1本ありますが、チューブに書かれた成文はヘパリン類似物質となっています。これがどうやら0.3%ぐらい含まれているようです。

 類似物質という言葉が気にはなっていますが、要するに血液を固まらないようにする「ヘパリン」という物質に似ていると言うことしか分かりません。

 いずれにしても、乾燥肌が激しくなってくると関節の内側あたりが切れて血がにじんでくる事があるのですが、それが手の指あたりにも出来たりすると、顔を洗う時にとんでもなく水がしみて痛い思いをします。

 そうならないために食器を洗うときなども(我が家は父子家庭なので、私が炊事をしています)ゴムの手袋をしているのですが、今も右手の人差し指と中指の第二、第三関節の内側あたりが乾燥してカサカサになっています。

 普通はワセリンで済ますのですが、ひどくなってきた場合はちょっとニオイを我慢してこのヒルドイドを使っています。

 今ヤフーでこの薬のことを調べていたら、ワセリンとこのヒルドイドを半々の割合で混合して使うと、保湿力により効果が期待できるという記述を見つけました。今度試してみようと思います。
 

冷水やムヒで痒みを誤魔化す(2011.9.2)

 乾燥肌に良いと思われる、ワセリン、馬油、ヒルドイドについて私の体験から感じたことをまとめました。これらの薬でワセリンと馬油は普通の薬局でも手に入りますが、ヒルドイドは処方箋が必要かもしれません。

 以上は自分の肌が乾燥していているものの、まだそれほど痒みが強くないときに使っています。しかし夜間に暑さや汗、湿気等で突然乾燥している部分がムズムズしてくるときがあります。

 こんな時は、目が覚めているときは「冷水」をかけたり、保冷剤をタオルに包んで患部にあてたりして冷やしたりしています。冷やすことによって炎症が抑えられると共に、痒みを冷えの感覚で誤魔化すことが出来、それ以上かきむしらなくて済むようになります。

 問題は夢うつつの時です。アトピーがひどいときは、夢うつつの状態で腕や背中、足などをかきむしるため、朝起きるとシーツが血だらけになっていると言うことが良くありました。

 最近はそこまで症状がひどくなることは滅多にありませんが、それでも痒くてムズムズすると寝不足になることは間違いありません。そんなとき、アトピー患者としては邪道かもしれませんが「ムヒ」を使います。

 ムヒの効能としては、虫さされやかゆみ、皮膚炎、じんましん、しっしん等があげられていて、アトピーは書かれていません。従って本来の治療ではないと解釈しています。

 しかしこの薬の成分であるメントールやカンフルが、塗った瞬間に皮膚に清涼感を与えてくれるので、水で冷やすのと似たような効果を感じます。

 また痒みそのものを抑える成分が入っているので、カサカサをちょっと通り越した、軽い炎症程度のアトピーなら、この薬で炎症を痒みと炎症を抑えることによって、アトピーが悪化しないと効果があるみたいです。

 ムヒならドラッグストアで簡単に手に入ります。私は枕元に1本常備していて、夜ムズムズときたとき軽く塗り、「はあ〜、良かった。痒みがおさまった〜」と思いながら再び寝入ることが多いです。

 つまりアトピーの症状によって、乾燥肌なら保湿剤、ちょっと進行してムズムズする痒みが出てくるようなら冷水やムヒを併用というパターンで対処しているということです。



ステロイド剤、抗アレルギー剤


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