アトピー症状が軽快する条件

アトピーが軽快する条件(2011.9.9)

 結局アトピー患者は自然界のいろいろな物質に過剰に反応しているだけですから、その反応する物質が何かと言うことが分かれば、それを避ければよいという結論になります。

 そばアレルギーの子供はそばを食べなければ良いし、卵アレルギーの子供は卵を避ければいいわけです。

 ただアトピー患者の面倒なところは、自分が反応する物質が何なのかはっきりしないので、もしくはいろいろな物質に複合的に反応するので、どこから手をつけたらよいか分からないというのが実情ではないでしょうか。

 ただ要因としては何回も書いているように、大気中の成分、水、食べ物、ストレスのどれか、またはこれらが複合的に絡んだものが要因になっているはずです。

 従って、自分自身で日記をつけて、どんなときに痒みを感じたのかということを書き続ければ、おのずと傾向が見えてくると思います。

 その結果空気が原因と思えるなら空気清浄機、水なら浄水器、食べ物なら食品添加物の少ないものや自然食品、ストレスなら仕事のやり方を考える等の方法で対処できます。

 私の場合は、花粉が飛ぶような季節の変わり目に喘息発作が出ることがあるので空気清浄機を購入。水道水には浄水器を使用、食べ物は、野菜関係は出来るだけ家庭菜園のものを使用し、そうでない場合は有機栽培や減農薬のものを買う努力をしています。

 さらに言うと一応国産のものを信用しています。また添加物の多い出来合いのおかずはあまり買っていません。基本的には自宅にある調味料(これにもまた様々な種類がありますが)を使って料理をしています。

 そうやって少しずつ自分の体の中の異常な物質の割合を減らし、正常な物質の割合を増やすという作業をしていくことによって、アトピーが徐々に良くなっていくのでは、というイメージを持っています。

 
アトピー体質が劇的に変化する前(2011.9.10)

 自分自身のアトピーの主たる原因がおぼろげながら分かってきた段階で、食べ物や水に気を使うようになったと書きました。これは30代前半の頃です。(今は50代後半です)

 私のアトピーは中学生時代に始まり徐々に悪化。(かれこれ45年のお付き合いですね)高校、大学、就職という時期に、おでこ、首筋、腕、胸、背中、内股、ひざの裏側、足の甲等、ほぼ全身のあちこちが、時期や季節によって入れ替わり立ち代り痒くなり、最盛期?はステロイド剤を塗り捲り、皮膚がテカテカになりました。
 
 ステロイド剤をこんなに使っていいのか?と疑問に思いつつ、そうしないと夜もろくろく寝られません。

 またシーツやパジャマは血だらけになり、やがて塗りこんだ薬がシーツやパジャマの繊維にも浸透し変色。しかもシーツやパジャマの生地自体に少しでも凹凸があり、皮膚が擦れるとそれが刺激となり、またかきむしるという悪循環です。

 最盛期の頃は、このまま全身の表皮を1枚ベロリと剥いてしまえば楽になるのではないかとすら思えました。仕事をしていても(教員ですが)、板書の最中に痒くなり、説明しながら腕や足をかくと言う悲惨な状況です。

 で、これではいけない、もっと真剣に根本から対処しようと考えてたどり着いたのが、ここまで書いてきた水や食べ物への対策です。これが30代後半の頃だと記憶しています。

 しかし対策はしたものの、症状はなかなか良くなりませんでした。たしかに悪化は食い止められましたが、そこから良くなっていくという感触が得られませんでした。

 ところが40代になって、あることをきっかけに、数年かかりましたが、体の状態が劇的に変化する事態を迎えました。その変化の内容と原因、そしてその結果について、次回以降少し説明します。



好転反応


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