第三期を終えて

第三期の症状を通過すると(2011.9.19)

 結局私の好転反応は、第一期が胴体部分の激烈な痒み、第二期が手足、首部分の激しい痒みと乾燥した皮膚、第三期が痛みは伴わず、多少の痒みが生じた、手の側面からの体液の湿潤で、これらが終息すると共に、アトピーそのものの激しい痒みに遭遇する率が極端に減りました。

 結局体が自然に行った自然治癒の反応は、中心部から周辺部にかけて、それまでの30数年間の人生でためこんだ体内の異物を押し出す作用ではなかったかなと思っています。

 この好転反応の期間は、2〜3年続いたと記憶しています。30数年間の体内の垢を3年ぐらいで押し出したと思えば、短い時間にも感じられますが、その途中の激烈な反応は、とても仕事なんか出来ないと思わせるような激しいものでした。

 これらの反応が終了した40代前半以降、今までのブログにも書いているように、生ビールを飲みすぎたときや、うなぎのタレなんかを大量に食べたときなど、一過性の激しい痒みにさらされることはありますが、それが1週間も2週間も継続することはなくなりました。

 体の胴体部分が痒くなるという症状もほとんどありません。痒くなるときは手の肘の内側、足のひざの内側などです。これらが痒くなったときは、「あ〜、また変な食べ物を食べちゃったのかな」と、ある意味、異物摂取の指標になっています。

 自分が意識してもしなくても、体が勝手に反応するので、それ以後そのような反応の出た食物は出来る限り避けるようにしています。

 なお手の親指の付け根の痒み以外で、時たま痒くなり掻き毟ったことにより血が出たり体液がにじみ出たりする場所が今でもあります。

 一つは頭皮の一部。髪の分け目辺りが痒くなり、掻いているうちに掻き壊し、血や体液が出て固まるということがたまにあります。同様な現象は耳の後ろ側足の親指と人差し指の間(水虫が出来る部分)あたりにたまに生じます。


アトピー軽快の過程を振り返って(2011.9.20)

 体の中の異物の量が減れば、外的な刺激に対してもあまり極端な反応をしなくなるのではないかと言うのが私の持論です。

 何回も書いているように、今でも夏場の蒸し暑いときは肘の内側に痒みが出ます。(今も多少ムズムズ感があり、カサカサした赤っぽい肌になっています。血液検査のとき、採血した看護士さんに皮膚の表面が硬いですね、と言われたこともあります)

 しかしこの痒みは激烈なものではなく、夜痒くなっても「ムヒ」を塗ったり、冷水をかければそれなりに収まるものです。従ってアトピーに対する精神的負担は大きく減少しました。

 そこで体内の異物は一体なんだったのか、ということについて今でも時々考えます。生まれて間もない頃から湿疹や喘息で悩まされていたと聞いていますから、もしかしたら母親の胎内にいるときから、なんらかの異物が入っていたのかもしれません。

 しかしそれは別に母親の責任と言うのではなく、戦後の食糧事情も影響していたのかもしれません。父親が吸っていたタバコの副流煙の影響も考えられます。

 私が幼児の頃から爆発的に増えだした各種の甘味料や化学物質、添加物の影響かもしれません。空気中の排気ガスが体内に取り込まれたのかもしれません。単なる食べすぎかもしれません。

 原因はいろいろ考えられますが、ともかくそのような異物が、ストレスの減少、体力の増加によって少しずつ押し出されるのがアトピーで、ある時期一気に押し出されるのが好転反応かなと言う気がしています。

 であるならば、今後はやはりそのような異物を出来るだけ取り込まないことが、さらなるアトピー軽減につながるのではないかと考えています。

 そのためには当たり前ですが、基本的な生活習慣を維持し、三食を肉食や加工食品に偏ることなくきちんと食べ、異物の少ないきれいな水を飲み、ウォーキング等適度な運動をするのが大事かなと思っています。



自然治癒力


アトピーの目次へ


トップページヘ