好転反応への対処

激烈な好転反応への対処(2011.10.2)

  アトピーの話が一段落しつつあるので、1回お休みをしました。結局何の病気でもそうですが、基本的には日頃からの体調管理(神経質にならない程度の)が必要で、早寝早起き、きちんとした食生活が大事であるような気がします。

 そういった生活をしていれば、もし過去に不健康な生活をしていた場合、そこで取り込んだ異物が体内から排出されるはずで、それが皮膚表面に出てくれば激しい反応が起こり、それを好転反応ととらえればいいのかなと感じています。

 ただ好転反応は私もそうでしたが、本当に激烈なもので、それが数年間に渡るとなると心身ともに疲れます。「一生こんな悩みや皮膚の状態を持ち続けることになるのだろうか」と考えると、悲しくなります。

 そんな時、その症状に理解を示し、いずれ良くなるから頑張れと励ましてくれるパートナーや親がいれば、その精神的負担はかなり楽になります。私の場合は家族と職場の人たちの気配りがあったので良かったと思っています。

 一方熾烈な好転反応に対してどのように対処するかということですが、好転反応が異物を排出する反応であるという見方に立てば、それを押しこめるような治療をしてはならないことになります。

 つまり湿気が多く暑いときには汗を大量にかきますので、当然激しい痒みに襲われます。この痒みをおさえるために、汗をきれいな水で流す、すなわち皮膚表面をきれいにするということは問題ないと思います。

 ただしこれまで調べたことから判断するに、流す水は出来る限り塩素を含まないようなものが良いと思います。つまり浄水器を通し残留塩素がある程度除去されたものを使用するということです。

 ところが汗をかくから痒くなる。だから汗を減らせばいい、という発想になりエアコンの聞いた部屋でじっとしていたり(運動不足)、汗をかいたらすぐに制汗スプレー等を利用(汗を押さえ込むような化学物質)するようになると、これは出ようとするものを抑えてしまうのではないかという危惧を感じます。

 私自身は制汗スプレー等は利用したことがないので、もしかしたら感じ方が異なる方もいらっしゃるかもしれません。もう少し詳しく調べたほうがいいような気もします。

 
異物はどこから取り込まれているのか(201110.3)

 アトピーの原因となるような異物をなるべく体内に取り込まないようにするのが一番だと思いますが、実際には食物や飲料にはわずかですが異物が入っていると思われます。

 となると、今度は体内のメカニズムについても考えてみる必要がありそうです。我々の体はどうやって栄養を取り込んでいるのかと言うことです。これは小学生ぐらいの知識かなとも思えます。

 体内の異物を排出すためには、体内に取り込んだものが異物であるかどうかを判定する必要があります。これは我々が意識的に出来ることではなく、臓器が勝手にやってくれています。

 食物は、先ず口内で噛まれ、引き裂かれ、小さな塊として胃に流し込まれ、胃はそれに胃酸を加えてドロドロ状態にして消化しやすい形にします。

 胃酸は食べ物を分解するために強い酸性を示します。この分泌量も自動的に制御されているのだと思いますが、ストレス等が大きくなると胃酸の量が増えるらしく、胃の中が酸性化します。

 これが続くと胃酸が胃の内壁を荒らすようになり、これが胃炎や胃潰瘍の原因になると医学書に書いてあります。

 正常な胃で分解された食物は、十二指腸から小腸にいき、そこで小腸の内壁から栄養分が吸収されます。さらに不要な部分は大腸に送られ、大腸で水分が吸収され排出されるわけです。

 となると異物を取り込む過程は小腸であると考えられます。小腸が栄養であると判断したものの中に、毒物ではないものの、体が過敏に反応するような物質が含まれてしまうということであり、であるならば、先ずは胃腸が健全であることが、アトピー解消の目安になるような気がします。

 つまり胃腸が適切に働き、異物は不必要なものとして腸内に残し便や尿として排泄してしまえてアトピーにはならないわけです。

 逆に胃の胃酸が多すぎたり不足していたり、腸の働きが弱っていると栄養分の取り込みがうまくいきません。余計なもの、不必要なものまで取り込んでしまうことも考えられます。

 食生活を改善するという意味は、胃腸の作用を正常にする、という目的もあるということです。



ゴボウとアトピー


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