ゴボウのアク

ゴボウとアトピーの関係(2011.11.30)

 久しぶりに寝ているときに手の甲に痒みを感じました。明らかにアトピー症状です。原因を考えてみたのですが、豚汁に入れたゴボウが怪しいのではと思っています。以前も似たようなことがあったからです。

 アトピー患者の場合、体から少しでも異物を排出するために、良質の食べ物を摂ることが必要だと思っていますが、時たまパッと現れる痒みの症状は、その原因を考えていくとだいたい特定の食べ物に行きつきます。

 そういった記録を残しておき、以後調理方法を変えたり、食べる量を減らすことにより、体が勝手に反応するアトピー症状は少しずつ和らぐのかなと思っています。

 というわけで「ゴボウ」ですが、ネットで調べると体に良いというのが一般的な評価です。中にはアトピーにも良いなんて書かれたページもあります。つまり異物を押し出す作用があるというように解釈すれば、痒くなるのもその作用のせいだと言えます。

 しかし普段はアトピー症状が出ていないのに、ゴボウを食べたときだけ痒くなるのは、やはりゴボウ本体の成分にも問題があるのかなと思えます。

 実は前回の経験では、ゴボウは水にさらさず調理したので、その影響があるのかと思っていました。今回は前回の経験を踏まえて、先ず水にさらしてみました。

 すると水の色はみるみる薄茶色に染まりびっくりです。もしかしたらこの茶色い成分が痒みの原因かと思えました。ところがネットの記述に寄れば、これは栄養素が溶け出しているのであって、水にはさらす必要はない、とも書かれています。

 さらに痒くなったりするのは、ゴボウが新鮮でないため、アクが生じているからだろうという記述も見られます。確かに言われてみればスーパーで買ってきて数日経過しています。

 しかしゴボウなんて、1回にそうそうたくさんバクバク食べるようなものでもなさそうです。どうしてもあまりが出ます。

 それはそれとして、ではこのアクとは一体何なのか。古くなったゴボウにはアクが含まれ、このアクがアトピーを誘発するのかと考えを進めました。

 しかし調べてみると、そもそもアクとは体によい「ポリフェノール」(タンニン)(クロロゲン酸)だとか書かれていて、堂々巡りです。

 ということはゴボウを食べて痒くなる人は、あく抜きするしないにかかわらず、これらの成分ではなくゴボウ本体の成分に反応しているのかなと思えてきました。だとするとあく抜きの必要はありません(栄養素を逃がすだけなので)。 



アク抜き不要コンニャク


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