アトピーは悪循環で悪化します

徐々にアトピー症状が出てきました(2012.7.3)

 梅雨時が終わりに近づきましたが、今年は例年よりも低温傾向が強いようで、それほどアトピーを感じていませんでした。しかし数日前からの雨や30度前後の日中の気温により、肘の内側のムズムズ感が強くなっています。

 そうなるとなんかの拍子に無意識に掻いています。一度掻き始めると、その部分が赤くなり、いわゆる湿疹に近い状態になります。

 そうなるとあとは、汗を掻く度にその赤くポツッとはれ上がった部分に痒みを感じ、さらに強く掻いたりします。ここから先は悪循環ですね。

 痒みを感じる → 無意識に掻く → 赤いはれが生じる → 汗をかく → 赤い部分が更に痒くなる → 意識して強く掻く → 掻き壊す → さらに赤くはれる → 最初に戻る、という双六のような循環になります。

 アトピーと言うことを意識して、ともかく痒いときに少しでも掻くことを抑えられれば、赤くなった炎症が徐々に治まり、汗を掻いても強い痒みは感じないのですが、炎症が徐々に収まるまでに数日から1週間かかりますから、その間に蒸し暑い日があったりすると、よほど意識して掻かないようにしないと上記の悪循環にはまります。

 何回も書いていますが、掻かずに痒みを止める方法として、私の場合は患部を叩く、患部をつねる、冷水をかける、場合によっては冷蔵庫の氷で直接冷やす、ムヒを塗る、等で対処していますが、困るのは仕事中だったり、夜寝ている場合の無意識だったりします。

 仕事中に腕をたたいているのも変ですし、私の仕事は教員なので、突然授業を放りだして水で冷やすというわけにもいきません。結局意識しながら我慢するので、場合によっては授業の内容にまで影響します。

 また寝ているときは、いちいち起きあがって冷やすのは面倒なので、主として「ムヒ」を塗って誤魔化しています。ともかくこの湿気の多い時期は、毎年不愉快な思いをすることが多いです。

 汗で反応するなら、エアコンの効いた部屋で静かにしていればいいじゃないか、ということも考えられますが、実はエアコンを使うと湿気が極端に少なくなり、今度は皮膚表面の水分が失われてカサカサになり、それが布とこすれたりすると激しい痒みを生じます。

 暑くても駄目、エアコンをかけても駄目というやっかいな症状が私のアトピーの特徴です。 

 ちなみに昨年度のこのブログの記事を見てみたら、6月21日にアトピー症状を感じたと書いています。今年は若干気温が低い分7月にずれ込んだようですが、毎年毎年同じ時期に症状が出ていることは間違いないようです。

 正直なところ以前は寝ている間に背中等を掻き壊して、パジャマやシーツが血で真っ赤になることもありましたから、それに比べれば痒みは感じるものの、症状はものすごく改善しました。

 原因は年齢のせいもあると思いますが(高齢になるとアトピー症状は軽減するようです)、無農薬の野菜作りやウォーキング等の運動も役に立っていると思っています。



リノール酸とアトピー


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