コーンスターチの製造過程で必要な薬品

コーンスターチについて調べました(2012.7.14)

 生ビールについては以前も調べてたことがあり、通常のビールと生では、製造方法が違っている事を知っています。

 簡単に言えば生ビールの方が製造行程が少ないため、より麦の味がはっきり出ると言うことだと思いますが、その分残留物も多くなり、それがアトピーを引き起こす原因かなと以前は考えていました。

 しかしどんな残留物があるのかは、各メーカーの製造工程の丸秘部分にあたるかと思われますし、またそういった工程表を見せられても、専門外の私には理解できないと思います。

 ビール会社では脂質や糖質の含有量も公開していますが、アトピーに関して言えば、こういった一般的な物質ではなく、もっと微量に含まれている物質が原因であるとも考えられます。

 で話を昨日からの続きに戻すわけですが、、通常の「生ビール」と「麦とホップ」の成分で大きく違うのは、「コーンスターチ」と「コーングリッツ」「米」であることが分かりました。

 ではこの三種類の物質に関するもので、これらを混ぜてビールに仕上げていくとき、何か特別な物質を入れていてそれがアトピーと関係するのか、そうでなければこれらの物質そのものが原因になっている可能性が出てきます。

 しかもそもそもビールというのは大麦を発芽させた麦芽をビール酵母でアルコール発酵をさせたものであって、本来なら米やコーンスターチ、コーングリッツ等は必要ないはずです。

 ただよりおいしく、飲みやすくするためにホップを入れたりするわけで、その延長線上に米やコーンスターチ、コーングリッツがあるのかなと思えます。

 そこで先ず素直に「コーンスターチ アトピー」と入力して検索結果を見たのですが、一般的にはトウモロコシそのものがアレルギーを誘発することはないため、むしろ使いやすい食品としてアレルギー患者に取り入れられているような記述が多く、予想とはまったく逆で驚きました。

 これは予想外だなと思いつつ、それでは「コーンスターチ アレルギー」と入力して検索してみると、やはり上記同様、トウモロコシにはアレルギーは少ないという記述が見つかり、「やっぱりそうか」では「米」か「コーングリッツ」が問題なのかなと思い調べようと思ったとき、コーンスターチの製法を記述したページを発見。

 そこに「コーンスターチ」を作るには酸化防止剤として「無水亜硫酸」が使われているという記述を発見。なにやら怪しげな物質なので、これについて追究してみました。

 まず亜硫酸ですが、化学式はH2SO3とあらわされ液体です。硫酸H2SO4の仲間で、弱い酸性を示します。また基本的には硫酸という物質の状態が安定なので、他の物質と接触するとその物質に含まれている酸素原子を奪い、硫酸になろうとします。(還元性が強いと言います)

 では無水亜硫酸とはなにかというと、無水ですから水がなくなった亜硫酸です。つまり亜硫酸はH2SO3ですから、そこから水H2Oがなくなったとすると残るのはSO2となります。

 これは二酸化硫黄とか亜硫酸ガスとも呼ばれますが、一般的には亜硫酸ガスと言うのが分かりやすいかもしれません。

 この物質は自動車から出る排気ガス中にも含まれ、大気汚染の原因物質としても知られています。私は実験室でこの物質を発生させるような実験も行いましたが、刺激臭が強く、ちょっとでも吸い込むと咳き込みます。

 要するに人体にとっては間違いなく有害な物質ですが、これが酸化防止剤として使われていることに不安を感じましたので、さらに調べてみようと思います。(亜硫酸ガスと書かないのはそういった有害なイメージがあるからかもしれませ)



コーンスターチが含まれていないビール


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