ハワイに滞在して思うこと(その3)(2012.8.2)
ハワイの生活6日目です。ハワイらしいジリジリ焼けるような太陽が出ていますが、木陰にはいると涼しいという不思議な気候です。風が吹いていて湿気が少ないのが助かります。
日本より遙かに多くの汗をかいているのにアトピーは悪化しません。むしろ悪化して赤く炎症が起きていた患部は炎症も治まり、皮膚もきれいになっています。
これはいったいどうゆうことか。先ず考えられる日本とハワイの大きな違いは湿度です。ともかく湿度が低いので、ちょっと暑くて汗をかいても日陰でしばらく休むと汗は引きます。
では汗が出ている間痒くなるのかというと、これが不思議なことに痒くなりません。汗が肘の内側にべっとり出ると、日本だとすぐムズムズしてきますが、ハワイではほとんど感じません。
ということは、湿度だけでなく他の要因がありそうです。日本では汗をかくと痒くなる、ハワイでは汗をかいても痒くならない。
これはやはり大気成分の違いによるのかなと思えてしまいます。つまり汗の水分が空気に含まれているある種の成分を溶かし、それが皮膚に刺激を与えているという考えです。
ではその成分とは何かというと、前にも書いたように自動車の排気ガスや工場からの排煙、さらには大陸からの黄砂を初めとする様々な化学物質ではないかなと思えます。
(黄砂は溶けないかもしれませんが)
ハワイにももちろんこういった化学物質は存在すると思いますが、貿易風が吹いているため、その濃度は日本に比べるとかなり低いように思います。
ではこのことを日本で活用するにはどうしたらよいかと言うと、エアコンや空気清浄機の清浄機能の高い物を購入して使用すれば、アトピー症状は軽くなる可能性があります。
もちろん機械側の性能にも寄りますから、ただ高級な物を買えばよいと言うわけではないと思いますが、少なくとも車の排気ガスに含まれる硫黄酸化物や窒素酸化物の除去性能の高い物が良いのかなと思います。(ただし私はそのような空気清浄機やエアコンがあるのかどうかまでは知りません。)
ただ除湿機能があまりに強いと皮膚表面がパサパサになり、これまた痒くなります。皮膚表面に適度の湿り気があるのが良いのだと思います。
なおハワイに来て症状が軽快するのは事実ですが、一方で肉類の摂取量が普段よりかなり多くなりますので、長期的に見るとあまり体に良くないのではと思えてしまいます。
また食品の表示が英語なので良く分からない部分もあるのですが、いわゆる食品添加物がどの程度入っているのかはまったく分かりません。
その意味では、日本の成分表示は非常に優秀だと思います。また賞味期限や消費期限の表示においても、明らかに日本の方が神経を使っています。
したがって長期のハワイ滞在では、思っても見ない食品添加物を大量に取り込んでいる可能性もあります。