湿度がアトピー症状に強く影響

私のアトピーは湿度に依存(2012.8.22)

 今月の11日にハワイから帰国し、その後猛暑日が続いているためアトピーが悪化。連日冷水とムヒのお世話になっていました。

 ところが数日前から、極端な痒みが若干減少。最高温は相変わらず35〜37度あたりをうろついていて、帰国直後の温度と変わらないのでどうしてだろうと思っていました。

 「一体何が変わったのかなあ」と空を見上げると、雲の形が夏とは違っていることに気がつきました。大変な猛暑ですが、季節は秋に少しずつですが近づいているようです。そういえば空の青さもひと頃に比べて濃くなったように見えます。

 「そうかあ、秋かあ」と思った瞬間、「もしかしたら」と気がついたことがあります。それは湿度。ここ数日の猛暑で、炎天下に出れば皮膚はジリジリと焼けただれるような印象ですが、一時期に比べると風が吹けば木陰は涼しく感じられます。

 「この感じはハワイに似ているな」と思います。もう少し気温が下がって最高温が30〜32度ぐらいになり、今のような湿度なら、「結構気持ちが良いのでは」と感じます。今で言うと、朝6時ぐらいの感じでしょうか。

 ということまで考えが進んで、じゃあ実際にこの辺りの湿度はどうなっているんだろうかと、気象庁の「埼玉県熊谷市」の地方気象台の過去データを検索して、湿度の変化を見てみました。

 すると、「あ〜やっぱり」と思いました。8月に入ってからの1日ごとの平均湿度を見ていますが、帰国した11日の値が77%、それ以後1日ごとに、76、69、79、78、67、76、79(18日)と変化し、19日69、20日64、21日62と低下。

 「なるほどなあ、このわずかな低下がアトピー症状軽減に役立っているんだな」と再認識。

 そういえばハワイに出発する1週間ぐらい前もアトピーの症状を感じていた頃だなと思い、7月の20日から出発日の27日までの湿度を見てみると、20日が83で、以後84、85、78、77、69、65、67と続いていて、これまた「なるほど、だから悪化したんだ」と納得できました。

 ということは、もちろん気温によって汗をかく量も関係すると思われますが、それよりも私の場合のアトピー悪化の目安は湿度が65%より上か下かという部分にありそうです。

 つまり65%より上だとアトピー悪化、それより下だとアトピー軽快、ということです。また気象庁の統計資料では平均湿度と共に当日の最低湿度も一覧表になっています。

 これを見ると最低湿度も40を越えていると悪化、それを下回ると軽快という傾向があるようです。従って汗によるアトピー悪化症状に悩む人は、平均湿度が65%以下、最低湿度が40%以下であるような環境の元で生活すれば、症状は悪化しないことになります。
 
 そこでじゃあ埼玉県の近くで湿度の低い地域はないかと調べてみると、群馬県でした。しかし全国的に見ると埼玉は湿度が低い方に分類されていてびっくり。

 群馬県は雷が多い地方と聞いていたので、湿度も高いと思っていました。思いこみは駄目ですね。 



湿度計


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