敏感な人が生き残る?
ゴキブリ君の進化と人間のアレルギー反応(2013.5.27)
家庭菜園をやっている関係で、台所から出るクズ野菜、生ゴミの類も保管して発酵させ有機肥料にしています。一応完璧に密封しているのですが、発酵させている容器の近くに鼻を近づけると、わずかに臭いがします。
その関係だと思いますが、どうしても周辺にゴキブリ君が出没する頻度が高くなるように感じています。いったいどこから入ってくるのかと実に不思議な気がします。
まあ台所や洗面所あたりなら、色々な配管がありますから、その隙間を通ってくるんだろうなと思えますが、どう見ても隙間が見えない廊下やトイレの天井にいたりするので、SF小説のようにワープでもしてくるんじゃないかとすら思えます。
今年になって発見したのは、小さなものが2匹だけです。色は茶色なので「チャバネゴキブリ」という種類かなと思っていますが、時期的なものなのか、まだあまり元気がないみたいで動きはのっそりしていました。
問題なのはというか、発見してやはり驚くのは「クロゴキブリ」ですね。体長3cmくらいになるそうですが、こいつが天井にはりついていたりするとさすがにギョッとします。
また動きも素早く、殺虫剤をかけようとした瞬間物陰にかくれたりする狡猾な昆虫です。いくらゴキブリが嫌いだからと言って、家中殺虫剤をまき散らすのでは、周辺においてある食べ物に薬剤がかかる恐れもあり、またテーブル等に薬剤が付着し、その上に手をついたりしていますから、やはり体には良くないだろうと思え、噴霧は最小限にとどめるようにしています。
ちなみにゴキブリ嫌いの人には申し訳ないのですが、現存するゴキブリ君で最大のものは南米にいるもので体長11cmだそうです。だいたい文庫本の横幅ぐらいの大きさになると思うのですが、追っかけ回すのにも勇気が入りそうです。こんなのが、自分が食べようとしているご飯の中にいたらびっくりするでしょうね。
それはそうと、なんでこんな記事を書いているのかというと、甘く味付けをしたゴキブリ駆除剤を食べないゴキブリが表れたというニュースをヤフー見たからです。
アメリカでの出来事のようですが、甘いものを食べても苦く感じるような味覚が発達したため駆除剤が効かなくなったというもので、苦く感じることがどうして分かったのかが不思議です。
ただ甘いものを食べたゴキブリが駆除され、食べなかったゴキブリが残ったことにより、徐々に自然淘汰の働きが起きて、その方向に進化?したのかなとも思えます。環境にあった生物だけが生き残るという原理です。
人間の場合も、今後大気汚染や水の汚染、食べ物への食品添加物等で体調を害する人が増えてくると、そう言ったものを敏感に察知する人が生き残るというようにも考えられます。
そう思ってふと気がつくのですが、私自身が感じているアレルギーというのも、すでに人間の進化の証拠かなとも思えます。つまりアレルゲンとなりそうなものを避ける習慣が出来た人間が生き残る世界になりつつあるという考え方です。
そう考えれば、アトピー等の過敏反応も、実は正常反応だと考えることが出来るかもしれません。