気楽に生きてアトピーを治す

ストレスがアトピー悪化の引き金?(2015.1.1)

 健康関連ニュースで「津波を体験した子どもにはアトピー性皮膚炎が出やすい」傾向がある、という調査結果が得られたそうです。

 思わず私は「え〜?」と唸ってしまいました。津波を体験するとアトピー症状が出やすいというこの文章内の「津波」と「アトピー」に一体どんな関係があるのか?

 昨日もちょっと触れましたが、「病は気から」という言葉がありますから、津波の体験がアトピーを増やしたと書かれると、やはりストレスなのかなという気がしてしまいます。

 しかしそもそも私の場合生まれながらにして湿疹の症状を示していたようで、アレルギー体質であるというのは間違いないようです。両親は私が自分の手で掻かむしらないように、包帯を巻いていたなんていう話しを聞いたこともあります。

 その後、3歳ぐらいでこの湿疹症状(今で言うアトピーだと思います)は治まっていきましたが、変わって表れたのが「小児喘息」。

 要するに皮膚の炎症が気管支の炎症に移動したんだ、と私は解釈しています。この喘息は小学校高学年まで激しい症状が続き、中学生時代から徐々に緩和。

 変わって再びアトピー性皮膚炎に悩まされる状態が、その後何十年も続きます。30代になって、自分なりにこういったアトピーや喘息について調べた結果、空気、水、食べ物の中に原因物質が含まれる可能性があるのだから、それらをなるべく避ける必要があるという結論に至りました。

 というのもそもそもアレルギー反応というのは、体内にはいった自分にとって異物と思われるものを、体が何とか皮膚や粘膜から押し出そうとして、その際その表面で生じる炎症ではないかと疑っているからです。

 とはいえ、空気も水も食べ物も生きていくためには必要不可欠の物質ですから、摂取しないわけにはいきません。だとすると・・・と考えた結果が、良質の空気、良質の水、良質の食事という結論です。

 このうち特に水と食事について気をつけるようになり、水は浄水器、食事は肉食系から天然魚や無農薬の野菜系に少しずつ移行していきました。

 その結果ですが、40代になって職場環境のストレスが大きく減少したこともあり、このあたりから体調がずいぶん変化。アトピーは出ても掻き毟るまでには至らず、喘息も吸入器を年間に1回使うかどうかという安定状態になりました。

 というわけで、上記のニュースの話題に戻るのですが、もともとこういったアレルギー症状を示しやすい子どもさんの場合、大きなストレスにさらされると、そういった反応が強く出るという事を示唆しているように思います。

 従って、アレルギー症状を持っている子に対しては、気楽に生活させる、というのが一番良いのかもしれません。振り返って見ると、思春期以降で私のアトピーが悪化したのは、職場で大きなストレスを抱えた頃だったなあと思えます。



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