予想外の農薬が混入していました

ウーロン茶のティーバッグ、大量自主回収(2013.1.28)

 今日の毎日新聞「なるほドリ」のコーナーに「ウーロン茶のティーバッグ なぜ大量回収?」という記事が出ていました。興味を持って内容を見てみると、中国から輸入したウーロン茶から、日本の基準値を超える農薬が確認されたということのようです。

 「そりゃ大変だ。こんなこと全然知らなかったぞ」と思ってネットで検索すると、「伊藤園」のページで、自主回収についてのお詫びとお知らせが出ていました。

 発表されたのは12月10日ですから、すでに一ヶ月半以上経過していますが、新聞等で大きく取り上げられたという記憶がありません。

 対象となった製品は「ウーロン茶ティーバッグ(54袋入り)」「濃いウーロン茶ティーバッグ(30袋入り)」「スタイルワン 烏龍茶ティーバッグ(54袋入り)」の三つみたいですが、スーパーでも見かけたような気がします。

 しかも対象製品はどうやら伊藤園だけではなく、他の会社でも見つかって、記事に寄れば現在30社以上が自主回収したと書かれています。ということは今はこの製品は販売されていないのかもしれません。

 問題になった農薬ですが、「インドキサカルブ」「フィブロニル」の二種類だそうですが、まったく聞いたことがありません。新聞に寄れば殺虫剤であると書かれています。

 日本でも使っているそうですが、お茶には使われることを想定しておらず、(つまり他の農作物に使っていると言うことです)その場合の基準値は自動的に一律0.01ppmという値になるようで、これによって問題になったと言うことのようです。

 というわけで、万が一これらのお茶を一生飲んでも、実際には1日の許容摂取量を超えないらしく、健康被害は出ないだろうといううように新聞には書かれています。

 とはいうものの、薬の実態も知らずに、農薬が残っていることが分かっていながら、これらのティーバッグを使用することには当然消費者は抵抗がありますので自主回収に踏み切ったと言うことでしょうか。

 気になったので「インドキサカルブ」についてネットで詳しい情報をさがしてみました。すると食品安全委員会の50ページ近いレポートが検索でき、内容をざ〜っと拾い読みしたのですが、要するに神経毒ですね。

 少量なら異常なしということですが、量によってはラットにも異常が出ると言う記載がありますから(どんな農薬でも大量に使用すれば多少なりともそのような異常は起こりえると思いますが)私のような神経質な人間は、その事を知ってしまうと利用できないなと感じてしまいます。

 しかし実際には知らないから食べられる、というような食品は他にもいっぱいあるのだと思います。少なければ良いに越したことはないですし、無農薬が一番だと思いますが、そうなると手間暇がかかり、コストが高くなる割に、出来上がった作物は見栄えが悪い、という悪条件が重なることは、自分自身が無農薬の家庭菜園をやっていて、身に沁みて分かっています。

 しかし虫が食べた跡がまったくないような白菜を食べることに、ものすごく私は抵抗があります。家庭菜園で作った白菜は、周辺部にモンシロチョウの幼虫がたかっていて、手でつまんで取ったりしていましたが、結局周辺部の葉っぱはボロボロ。葉っぱと葉っぱの間には幼虫の糞が転がっているという悲惨な白菜になりました。

 しかしそれをきちんと洗って食べてみると、「あ〜、これが白菜じゃないか」という感覚がよく分かります。それぞれの農薬は単独では基準値を下回っているのだと思いますが、実際にはほとんどの野菜に農薬や化学肥料が使われ、加工食品には食品添加物が使用されています。

 それらが体内で相互に反応し合うことはないのかな、というのが気になるところです。また長期間蓄積された場合のデータというのもないと思いますので、結論としては少量であっても避けるに越したことはないということになりそうです。
 
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