中国で利用されているリサイクル油

中国産の「白こしょう」から有毒物質検出(2012.2.23)

 今日は朝から雨が降っています。そのせいでしょうか、喉のいがらっぽさが消えました。空気中の花粉が雨滴で地表にたたき落とされ、さらに湿気が増えたせいかなと思っています。

 それはそれとして、昨日のニュースで、中国産の「白こしょう」から、強い発ガン性のある「アフラトキシン」が検出されたと報道されています。

 流通はしていないようで、まだあまり大きな話題になっていませんが、「やっぱり中国産の食物は・・・・」とつい思ってしまいます。

 このアフラトキシンですが、実際の化合物は何種類かあるみたいで、代表的なものはC17H12O6という化学式であらわせるそうで、肝細胞ガンを引き起こすそうです。

 ウィキペディアで過去の検出例を見ているのですが、最初は1997年でイランからのピスタチオ、2002年にペルーのナッツ、2004年にベトナムの、2005年に中国からのそば粉、さらに2008年は再び中国からのピーナッツ類となっていて、ナッツ類や香辛料から基準値以下の量は結構検出されているみたいですね。

 さらに中国ではリサイクル油が10%ぐらい出回っているらしく、この油の中にアフラトトキシンが含まれているそうです。

 当然安いレストランでは安い油を使うでしょうから、中国旅行に行くときも、食べ物はきちんとしたレストランで食べないといけないのかもしれません。
 
 しかしそうなると、食品事情が日本より悪いように思える中国ではガン患者とかアレルギー患者は増えていないのかなと気になり調べてみることにしました。比較のために日本のガン患者数を先ず調べてみると、ガンによって亡くなられた方の人数は2009年で35万人ぐらいです。

 それに対して中国を見てみると2006年に産経新聞で記事が出たようで、2005年時点で760万人がガンで亡くなられたという記載があります。しかもこの人数は現在も増え続けていると思われます。

 日本の場合は、人口を1億とすれば35万人は0.35%、中国の人口は13億〜15億人ぐらい?間をとって14億人としても、その割合は0.054%となります。

 平均寿命は中国の方が10歳ぐらい若いようなので、むしろ高齢者の多い日本の方がガンにはなりやすいのと思っていますので、パーセンテージからすれば僅かな差ですが、患者数という観点から見ると大きな違いといえそうです。

 何が原因でそうなっているのかを素人が予測するのは好ましくないと思いますが、自然環境や食べ物が影響しているのではとは誰もが感じるのではないでしょうか。

 というわけで、スーパーに行ったとき、単に安いからと言うだけで中国産のものを購入するのは控えています。 



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