国家が公式に認める
がん村の原因物質は?

中国国内にガン村が200カ所以上(2013.2.26)

 北西風に乗って中国からPM2.5が飛来して問題になっていますが、先日の新聞で、中国は国内に「がん村」が200カ所以上あるという事を公式に認めたというニュースが出ていてびっくり。いったいどの辺の地区で原因は何なのかということをネットで調べてみることにしました。

 新聞記事を素直に読むと、先ずは「地下水の汚染」が問題になっていることが分かります。

 次に場所ですが「中国癌症村地図」という語句で検索すると、以下のようなページを探すことが出来ました。中国語なので詳細は不明ですが、漢字のニュアンスから、これが問題になっている地図だと言うことは分かります。

 ぱっと見た印象ですが、基本的に中国のほぼ東側全域に拡がっていますね。これでは旅行に行っても水は飲めないばかりかレストランでの食事も気になります。

 さらにいろいろなニュースを見てみると、64%の都市は地下水が汚染されている、33%の都市は軽度汚染、残り3%がきれいな地下水と言うことになるようです。

 原因は利益を追求した各種の化学工場が、その汚染物質を川や地下に流し、それが飲料用?の地下水に混ざっていると思われます。

 ではどんな物質が混ざっているのか?発ガン性があるといく記述はありますが、具体的な物質名がなかなか見つかりません。ようやく見つけた物質名の一つが六価クロムによる「クロム汚染」。これが雲南省の地下水で見つかったというニュースがありました。

 六価クロムですが、私も化学の実験で使ったことがあります。二クロム酸カリウム(K2Cr2O7)という化学式を持つ物質で、この中に含まれるクロムの価数(原子の外側に存在する、一番外側の電子の個数みたいなものを表す数字です)が6であるということから6価のクロムと言います。(ニクロムのニは数字の二です)

 大変酸化力の強い物質(反応が激しい)物質で、ウィキペディアによれば致死量は0.5〜1gだそうです。さらにこの六価クロムが皮膚や粘膜に付着した状態だと皮膚炎や腫瘍の原因になると書かれていますから、こういった物質が含まれた水を飲めば、当然喉頭ガンや胃ガンの発症率が高くなるように思えます。

 また粉塵を吸収すれば肺ガンという可能性もあり、地下水だけでなく、こういった物質を扱う工場周辺の大気も問題になりそうです。

 もちろん中国の場合は、この六価クロムだけではなく、その他の様々な汚染物質が混入されていると思います。飲料水としてはペットボトルを使用すればいいのかもしれませんが、日常生活の中での洗顔や歯磨きはどうしているのでしょうか?

 またレストランで食器を洗うとき、ペットボトルの水で洗っているとも思えません。中国に住んでいる人が一番の被害者だと思いますが、今後は旅行者も気をつけないといけないようです。
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