感染者が多いのは長江デルタ地域

中国の鳥インフルエンザ、感染者11人に増加(2013.4.5)

 予想通り?中国の鳥インフルエンザの感染者数が増えました。最初の頃は3人という数字でしたが、それが7人になり、昨日の時点で感染者11人、死亡者が4人となりました。

 亡くなられた方の年齢が、必ずしも高齢者ではないことにも私は注目しています。つまりもしこれが爆発的に人から人へと感染すると、体の弱い、若しくは免疫力の低下したヒトだけでなく、普通の健康な人も重い症状になる可能性があると言うことです。

 まだ11人だからたいしたことはない、という判断も出来ますが、中国のお国柄を考えると

@ 単に風邪をひいたと診断されている患者の中に、これらのウイルスに感染した人がいるかもしれない

A 感染しても症状が出ない、または悪化していないので、病院に行っていない人がいるかもしれない

B これから症状が出る可能性のある人もいるはず

というようなことを考えると、感染者の裾野は広いだろうなあと思えます。特に感染者の居住地域が地図を見ると上海付近が多いものの、その地域は直径100kmぐらいであり、さらに遠方の発症例も含めると全体で500kmぐらいの結構広い範囲に拡がっていることが不気味です。

 ネットの情報では、「長江デルタに集中 感染源と感染者数が錯綜」という記事が検索でき、鳥または豚との接触や家族内の感染もありそうなことが書かれていますので、こうなると人から人への感染もありえると読み取れます。

 またかつて私が書いたように、大量の豚の死骸との関係も囁かれていて上に、3月末には大量のアヒルの死骸が四川省の川で見つかったという内容もあり、感染源の特定は混沌としています。

 これから毎日のように感染者数が増えていくのではないかと不安になりますが、新しい型のインフルエンザのようですから、ウイルスと接触すれば簡単に感染してしまう可能性があります。

 また人によっては症状が出ない場合もありそうですから、そうなると保菌者として、知らないうちにウイルスをばらまくという事態も考えられます。

 対策ですが、鳥や豚等の動物には近づかないということですが、もし人から人への感染が始まれば、それだけでは不十分なことは明白です。

 中国方面へ観光や仕事で行かれる人も多いと思いますが、普段以上にうがいと手洗いを励行し、マスクの着用が必要かなと思います。また中国方面に行かない人でも、ゴールデウイークにかけて空港等では注意する必要がありそうです。

 それにしても、毎日新聞の朝刊を見ると、感染者11名の内、4名死亡、5名重体、2名治療中となっていて、亡くなられた一番若い方は27歳です。

 この方達は症状が重くなったから鳥インフルエンザだと分かったわけで、そうでなく軽い症状ですんでいる人がいたとしたら、その感染者数は膨大な数になり、そうなったら世界的な流行になる可能性があるなと思わざるを得ません。

 今後感染して症状の軽い人が出てきたら、それがどのような理由で軽くなっているのかと言うことを知っておかないといけないなと思っています。
 
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