バルサンもピレスロイド系です

バルサンについても調べてみました(2012.6.29)

 殺虫剤について調べていますが、そう言えばゴキブリ嫌いの連れが、家の中のゴキブリを一掃しようと企て「バルサン」というのを買ってきた事があります。

 今改めてこの製品を販売しているライオン株式会社のホームページを見ているのですが、使い方は「こするタイプ」と「水を入れるタイプ」の二種類があるみたいですね。

 使い方の動画もアップされていて、煙感知器やテレビにもカバーをかけるみたいです。あとは説明通りにセットすれば勝手に煙が出てきます。数時間後換気、さらに掃除機等をかければ完璧ということのようです。

 食器はどうするのかと思ったら、基本的にはすべて食器棚等に収納するようです。また薬剤がかかってしまったと思われる食器は水洗いすれば充分と書かれています。

 説明文を読む限り、使用上の注意さえきちんと守っていれば、ゴキブリ君等の有害昆虫類には作用するが、人間等への作用は少ないみたいで、これは前回のキンチョールと同じような薬剤成分なのかなと思えました。

 そこで今度はこれらの薬剤の成分を見てみると、「d−d−Tーシフェノトリン」「メトキサジアゾン」「ペルメトリン」と書かれていますが、それらの薬剤がどのような効果を持っているのかはまったく分かりません。

 ネットでこれらの薬剤について書かれたものがないかと調べてみると、「ペルメトリン」は、どうやらこれまで調べてきた「ピレスロイド系」と言われる薬物のようで、昆虫に効き目があるため農薬にも使われています。

 ところがところがこの薬剤、疥癬治療薬として使われることもあるんですね。つまりダニに対する殺傷効果が高いので、それをそのまま皮膚薬として使ってしまおうという発想です。しかしこれも使い方に寄っては接触皮膚炎等が起きると書かれていますから、やはり人体への影響は少なからずあるのだと思います。

 また「メトキサジアゾン」は「オキサジアゾール系」と言われているもののようで、これもまた虫の神経系に作用する物質です。 

 さらに、「d−d−Tーシフェノトリン」もピレスロイド系の殺虫薬であることが分かりました。要するにどれもが虫たちの神経系に作用する物質です。これが人間の神経系にはまったく作用しないとは思えません。

 人間に対する毒性は低いという触れ込みのようですが、特に乳幼児や成長期の子供さんがいる家庭では、充分注意する必要があると思います。(私自身はここまで調べてみて今後は絶対に使わないだろうなと思うようになりました)

 ちなみに見つけたらたたいて駆除しますが、ゴキブリホイホイは単にくっつけるだけなので、これが一番化学物質が少ないのかなと思っています。我が家の台所には3つほどセットしてあります。

 最後にしつこく殺虫剤について調べていますが、実は亡くなった連れの病気は「悪性リンパ腫」で、原因不明の病気として扱われているのですが、当然化学物質も原因の一つとして考えられるので、ちょっとしつこく調べています。 


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