良質の食事とは?

食べてはいけない食品(2012.11.12)

 昨日の記事の最後で、良質の食事を摂る事が大事であるという当たり前の結論を導きましたが、改めて昨日の記事を読み返していて、「じゃあ、良質の食事とはいったいどんな食事なんだ?」という疑問が湧きました。

 これについてネットで調べてみましたが、まあとにかくいろいろな意見がありますね。しかも通常の健康法とダイエット、アンチエイジング、病気の場合の食事等々が入り乱れていて、結局よく分かりません。

 あるサイトでは1日3食が基本とかいてありますが、別のサイトでは本当は2食が望ましいとか、主食のご飯も食べたほうがよいというのと、食べない方がよい、と千差万別です。

 サイトの内容を読んでていると、これはもう一種の食事信仰みたいな、これさえ信じれば健康でいられる、みたいな感じのものも多く、何をとっかかりにして調べればいいのか分からなくなりました。

 個人的には、個人の好みがいろいろあるのと同じように、その人の体質に合った良質の食事があると思っていますので、特定の食品を限定するようなものは良質の食事ではないのではないかと思っています。

 そこで、質の良い食事についてはちょっと置いておいて、逆に質の悪い食品について調べてみました。要するにどんなに美味しくても、これの食べ過ぎは良くないという発想です。

 しかしこれも一般的に加工食品とか、食品添加物と言われていて多種多様です。今日も私は先ほど仕事帰りにスーパーによって、お米や食材を買ってきました。

 春先に穫れたジャガイモがまだ玄関に置いてあって、そこから芽が出始めていますので、ジャーマンポテトでも作ろうかと思ったのですが、ウインナやハム、ベーコンをたまに買おうと思っても、裏面の成分表示を見てすぐに手が止まってしまいます。

 もちろん加えられている食品添加物は体には問題ないと国が保証しているものですから、食べてもすぐにどうこうなるという事ではないと思いますが、喘息やアトピーで苦しんだ経験からすると、添加物は出来るだけ避けたいというのが本音です。

 ちなみに、あるウインナの成分表示を見て気になるのはリン酸塩(Na)、保存料(ソルビン酸)、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンC)、着色料(カラメル、カルミン酸)、発色剤(亜硝酸Na)といったものです。これは果たして良質の食材といえるのか?

 というわけで我が家は、どうしてもハムやソーセージが欲しいときは信州ハムの製品を買っています。成分は豚ロース肉、乳たん白、糖類(粉末水あめ、砂糖)、食塩、たん白加水分解物、酵母エキス、香辛料だそうで、上記のハムとはずいぶん違います。

 たまたま思いついたのでハムの例を書きましたが、スーパーで食品を手に取ると、成分表示は必ず見るようにしています。しかしそうやって加工食品を厳選しても、野菜には残留農薬とか、魚には鮮度保持材とか、切り身の養殖の魚には高タンパク飼料が与えられていたりとか、まあ疑い出せばキリがありません。

 ということは、良質の食事、と口で簡単に言っても、現代社会ではそれを実践するのはひじょうに難しいという結論になってしまい、堂々巡りです。


表紙に戻る 食べ物と健康 和食と良質の食事