安全な食肉をどうやって選ぶのか?

食肉の安全性(2013.5.2)

 サプリメントの効能のページでまとめたように、私は「健康食品」や「サプリメント」といった類の食品には、その効能について「本当に効くのだろうか?」という疑いを持ち続けています。

 幸いに今の体調は、こういった食品を意識しなくてもすむようなレベルですので、なおさら気にしていないのかもしれません。それでもフルタイム勤務時で血圧が高かったり、アトピーの症状がひどかった頃は、とりあえず試してみようと思っていろいろ飲んだり食べたり塗ったりしていたことはあります。

 しかし結局は効果もほとんど感じられないまま長続きせず、いつの間にか元の食生活に戻っていました。その意味ではやはり普段からの食品というか素材の成分をきちんと見て、自分なりに判断して良いと思えるものを食べるのが一番なんだなと思っています。

 というわけで、普段食べている野菜は、基本的に家庭菜園で作った旬の野菜です。無農薬で作っていますので、ちょっと気を抜くと虫にやられます。今は春キャベツが美味しいのですが、3分の1ぐらいはカラスに突っつかれて駄目になりました。

 まあそれだけ、例え生であってもカラスが欲しがるようなキャベツなんだろうと思っていますが、これからはモンシロチョウの幼虫との闘いになります。

 一方肉類はスーパーで買うしかないのですが、最近は輸入肉が安く出回るようになり、低所得の我が家としては、肉好きの息子のためにも、つい購入したくなります。しかし実際にはオージービーフ以外は買っていません。

 具体的にどこが不安なのか、と聞かれると答えられないので、これはある意味偏見かなと思い、少し調べてみることにしました。

 「輸入肉の安全性」という語句で検索すると、問題点を指摘しているページがいくつかありました。ところが、内容を読んでいくと、これは輸入肉に限らず、国産の安い肉であっても同様であるというような記述も見られ、認識を改めさせられました。指摘されている主な項目をまとめると

@ 病気予防のための抗生物質の使用
A 遺伝子組み換えで作られた飼料
B 農薬を多量に使った飼料
C 生産効率を上げるための過密飼い(特に鶏?)
D すでに病気になっている豚等の利用
E ホルモン剤による肥育

 というわけで、結構恐ろしげな語句が並んでいます。あまり神経質になるのもどうかと思うのですが、上に上げたような項目を真剣に考えると、やはり「本当に大丈夫なのか?長い年月で何かが人体に残らないのか?」ということは気になります。

 しかし輸入にしろ国産にしろ、スーパーで買うとき、その肉の育成環境の情報はまったくありませんので、消費者としては売られている肉は問題ないから、安い肉を買おう、という発想になります。

 今目の前にある肉の生育環境はどうだったんだろうか?ということまで思いを馳せると、安いとかうまいという基準だけで選んではいけないなと思いますが、それ以外の選択基準がないので困ります。


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