養殖ものは怖い?

ベトナムの養殖エビから規制値を越える抗生物質(2014.5.7)


 体調良好で、新しく購入したスニーカーでウォーキングを楽しんでいます。と言っても普通のスニーカーでウォーキング専用ではないため、履き心地は良いものの、歩き心地は必ずしも良いとはいえません。しかし以前のボロスニーカーよりは、はるかに歩きやすいです。

 ウォーキングは第一に健康を目的にして行っているものですが、私自身旅行が好きなので、旅先であちこち歩き回ることも想定しています。

 前回の3月のバンコク旅行では、万歩計を持参して実際に測定してみましたが、大体毎日5000〜15000歩歩いていましたので、旅行と言うのは体力を使うんだなと、改めて確信しました。

 それはそれとして、夜の飲み歩きが面白くてバンコクに通っているわけですが、ご存知の通り政情不安がここ数年常に取りざたされています。まあ旅行者は、もめている地域に近づかなければ安全だとは思っていますが、突然いざこざが大きな暴動に発展するなんてことも考えられないわけではありません。

 そんなわけで、実は6月にも再びバンコクに行く予定で航空券を確保したのですが、このところまたインラック首相の退陣問題が起きていますので、この方面のニュースについて関心を持ってみていました。

 すると昨日ですが、これはバンコクの政治とはまったく関係ない領域ですが、「ベトナム産のエビから高濃度の抗生物質」というニュースが出てきました。

 オキシテトラサイクリンという抗生物質だそうですが、これが基準値以上の高濃度だったということです。テトラサイクリン系抗生物質の一種類だそうですが、安価であるため様々な感染症予防のために、飼料に混入させることがあると言うことです。しかし頻繁に利用される機会が増えたため、逆にその耐性菌も増えてしまうという弊害もあるそうです。

 今回はベトナム産のエビから検出されたので、現在インドネシア産やインド産のものに切り替える動きがあるようですが、こういった抗生物質の使用は、いわゆる養殖業では避けて通れないものなんだろうなと思えます。

 ちなみにオキシテトラサイクリンを含む食品を食べた場合どうなるのかと言うのが気になるところですが、薬関係では皮膚感染症の治療薬に使われているみたいですから、それを食べると言うことはあまり好ましいものではないように思います。

 というわけで、今スーパーに行くと、鮭やサーモン、エビ、ぶり、ウナギといった魚介類のほとんどは養殖ものですから、これらを食べていると必然的に体内にこういった抗生物質を取り込むことになってしまうのかなとも思えます。

 その意味では天然ものが安全だと言うことになるのですが、そもそもエビ等は天然ものがほとんど売られていないような気がします。

 特定の1品目なら規制値以内であっても、様々な養殖ものを食べ続ければ、体内に入る意図しない抗生物質の総和はかなり大きなものになるような気もします。

 そういったことも含めて規制値が作られているのだと思いますが、アレルギー持ちの私としてはやはり気になります。しかし今の時代はこういったものを避けることはおよそ不可能です。

 私もたまに回転寿司に行くと、ついエビ類に手が出てしまいます。回転寿司の寿司だねについても一時期話題になったことがありましたが、食の安全性の確保は本当に難しい問題だと思います。 

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