作るより半製品が安いのはなぜ?

手作りハンバーグと市販のハンバーグ(2015.1.3)

 1月3日となり、冬眠から覚めた熊のように、ようやく自宅近くのスーパー等に出かけ、夜の食材を買ってきました。今日のおかずはハンバーグ

 最近のスーパーには手作りハンバーグとして、後は焼くだけのものとか、場合によってはもう出来上がっていてレンジで温めれば良いだけというのも多数売られていて、手作りにすべきか完成品を買うべきかいつも悩みます

 しかも、すでに出来上がったのものはそれなりの値段がついていますが、後は焼くだけという、半完成品の値段が驚くほど安いことに驚かされます。実際1個あたりの値段が50〜80円ぐらいのものもありますから、経済的に助かるし、しかも味もそこそこ良いように思えます。

 一方、挽肉から手作りしようと思って合い挽き肉を買おうとすると、100gが200円ぐらいだったりするので、明らかに手作りする方が費用が多くかかる上、手間隙もかかり、味も場合によってはいまいちということになり、私の頭の中では「どうしてこんな価格の逆転現象が起きるんだ?」というクエッションマークが点灯します。

 スーパー側も、半製品を販売している以上、それなりの利益を見込んでいるはず。ではいったいどこでその努力をしているのか?

 そう思い、「もしかしたら肉の品質が悪いのでは?」という疑いをもったこともあります。たしかに超激安スーパーで売られている手作りハンバーグの成分表を見ると、使用肉はオーストラリアやアメリカといった海外の肉が使われています。

 ということは、その他の材料とするタマネギ等も、もしかすると国産ではなく中国産?その他卵や調味料、香辛料はどうか?と考えていくと、「半製品は、やはりある程度信用の置けるというか格式のあるスーパーで買わないといけないのでは」と思えます。

 というわけで、今日は割りとしっかりとスーパーで、半製品としてはちょっと割高に思えるハンバーグを買おうと思って出かけたのですが、なんと正月だからか、いつもの4個入りのパックがなく、8個入りぐらいのものしかありませんでした。

 しょうがないので、同じスーパーで国産の牛豚合い挽き肉を購入。これが200gぐらいで400円弱。さらにタマネギ1個が50円ぐらい。調味料としてS&B食品のシーズニングミックスというシリーズの「ハンバーグ用」100円を購入。

 さらにおいしく食べるために牛乳100円(一部しか使いません。残りは私のコーヒー用)、卵等が必要ですから、総費用は600円前後。

 実際にはこれらをきちんと混ぜ合わせて調理するという作業が必要ですからそれを人件費として考えると、明らかにスーパー半製品のほうが安いです。

 あえて言えば、良質の肉と野菜、卵を材料にして、一生懸命手作りしたという気持ちがこもっているハンバーグということでしょうか。

 しかし30分から1時間かけて作ったハンバーグも食べ始めると、ものの10分ぐらいでなくなってしまいますから、主婦の方の気持ちがよく分かります。

 とはいえ、健康を維持するためにはストレス解消や睡眠、適度な運動のほかに良質の食事というのが鉄則ですから、手間を惜しんではいけないなと思っています。

表紙に戻る 食べ物と健康2 食べすぎは諸悪の根源