真面目に健康管理をやりすぎると
ガンになる?

 健康管理をやりすぎると短命になるという記事の話しです。出所は2010年6月13日の毎日新聞の朝刊、21面のヘルシーリポートというページ。

 ここに真面目すぎるとかえって免疫力が低下し、ガン等になりやすいという記事が出ていました。根拠としてフィンランド症候群というのがあげられています。

 内容は、40〜45歳の男性1200人を二群に分けて、一方は健康管理をしっかり行い、もう一方は何もしないで、どちらが病気が少ないか15年間追跡したという記事です。

 健康管理グループは健康診断の数値を元に降圧剤や食事制限、アルコール制限を行い、運動も実施し、もう一方のグループは好きなものを食べ、飲酒、喫煙も自由として比較したそうです。

 すると15年後なんと健康管理組の方が死亡率が高いという意外な結果が出たそうです。つまりこれは健康管理に神経を使いすぎると、かえって逆効果になるということのようです。

 どうしてそうなるかというと、そこに免疫の話が出てくるのですが、要するにある程度気楽な生活を送った方が免疫力が高くなるという結論のようです。 まあなんとなく分かるような気もします。

 だから怠惰な生活が良い、というつもりはありませんが、毎日毎日血圧を測り、アトピーの皮膚の状態を観察し、ちょっと息苦しさを感じると喘息か風邪か、はたまた結核かと思い悩み、何とか健康になろうと酒を制限し、あらゆる健康情報をくまなく探し、健康食品を片っ端から試すというような生活をしていてもあまり効果はない、ということのようです。

 というわけで、今日も大手を振って?ビールを飲むわけです。場所は坂戸駅前近くにある中国料理屋さん。ここは20年ぐらい通っているお店で気心もしれています。

 オーダーは息子がいつもの「鶏の唐揚げ定食」。お店の人も慣れていて、息子の顔を見た瞬間「定食できますよ」と声をかけてくれます。実は息子が食べる唐揚げはシンプルな塩味のみのものなので、メニューにはのっていないのです。

 それを横目で見ながら私は先ずはアトピーと痛風に良くないと言われている生ビール。まったく懲りていませんね。

 でもレストランに「麦とホップ」はおいてないのでしょうがない、と心の中で勝手な言い訳をしています。(それなら飲まなきゃ良いのにという声が聞こえてきそうですが)

 つまみは餃子、仕上げは久しぶりに「エビラーメン」。今回は食べませんでしたが、五目焼きそばもおいしいです。

 う〜ん、痛風に悪いと言われているものばかりです。というわけで、この日は夜は帰宅後はそれ以上飲まず、少し水を多めに飲むことにしました。


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