アルコール度数で許容量を計算

悪酔いの原因はやはり飲み過ぎ(2012.5.27)

 いろいろな酒を飲むと悪酔いすると昔から良く言われています。一方では、いろいろな酒を飲むと言うことはそれだけでアルコール摂取量が多くなるわけで、要するに単に飲み過ぎになっているから悪酔いするという人もいます。

 というわけで、本当にそうなのか、先ずはいろいろなアルコール飲料に含まれるアルコールの含有量を調べてみました。これらの値は、だいたい缶やビンのラベルに○○%とか○○度と書かれています。

 従って、全体の量にこの数値をかけ算すれば、アルコールが何(ml)含まれているかを知ることが出来ます。例えば、今我が家で料理用に使っている日本酒の数値は15度と書かれています。

 度というのは基本的に%と同じに考えて良いと思いますので、1合(180ml)のお酒には180×0.15=27(ml)のアルコールが入っていることになります。

 同様にビールの場合は、こちらは一般的に%表示で、だいたい5%ぐらいだと思います。従って350(ml)缶には17.5(ml)、500(ml)缶には25(ml)、大瓶1本633(ml)には32(ml)弱のアルコールが入っています。

 私の好きな焼酎は25度近辺のものが多いので、仮に水割りかサワーを作るために50(ml)コップに入れたとすると、50×0.25=12.5(ml)です。

 ワインの場合は12度前後のものが多いようですが幅があります。ワインの場合はそのまま飲むと思いますが、仮に180(ml)飲むと、180×0.12=21.6(mL)となります。

 ウイスキーやブランデーとなると40〜50%という、かなり大きな数値になりますが、そう何杯も飲むようなものでもないと思います。(と書きましたが、若いときはずいぶん飲んでました。4〜5日でボトルがなくなるなんてこともありましたから、今考えるとすさまじいです)

 以上をまとめるとこうなります。

種類 度数(度または%) 飲酒量(ml) アルコール量
日本酒 15 180 27.0
ビール 350 17.5
500 25.0
633 31.7
焼酎 25 50 12.5
180 45.0
ワイン 12 180 21.6
ウイスキー等 45 180 81.0


 というわけで、よくアルコール飲酒で1日に許される健康的な量は、ビールなら大瓶1本といいますから、アルコール量でいうと30(ml)前後かなと思います。

 昨日書いたように昨年私は500(ml)の缶ビールを1本飲み、その後焼酎を100(ml)ぐらい飲むことがありましたから、アルコールの合計量は50(ml)。明らかにオーバーしています。

 今年はビールを350(ml)に落とし、焼酎の度数を20度のものに変更し(どうせ水で割るんだから、度数が低くてもいいかなと判断しました)、さらに飲む量を80(ml)ぐらいにしましたので、アルコールの総量は33.5(ml)となり、だいぶ許容範囲に近づいています。

 というわけで、最初の話に戻ると、居酒屋さんに行って、先ずは大ジョッキを一杯飲めば、アルコール摂取量は30(ml)、そこから日本酒を2合飲めば54(ml)、他にグラスワインを一杯100(ml)飲めば12(ml)。

 結局、飲めば飲むほど酩酊し、それに伴ってアルコール摂取量も増え、上記の場合はおよそ100(ml)のアルコールが体内に入ると言うことになり、悪酔いを引き起こすという事になりそうです。 


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