昨日の記事で
腸内細菌が我々の健康維持に大きな役割をしていることが分かりました。また100種類以上ある腸内細菌の微妙な力関係によって、我々の健康が維持されていることも分かりました。
であるならば、その力関係のバランスが崩れてしまうと我々の健康が阻害されるという事になります。昨日は単純に考えて、特定の食べ物を食べ続ければ・・・と言うように話を展開しましたが、それ以外に
日常の食生活でバランスを崩すような事はないのか。逆にどうすればバランスを維持できるのかと言うことを調べてみました。
早速ネットで「腸内細菌のバランス」という検索語句を使って調べてみると、「
All About」の記事が比較的分かりやすいようなので、今それを読みながら考えています。
記事に寄れば、腸内でもっとも重要な細菌は
ビフィズス菌であると書かれています。なるほどそれで健康をうたったコマーシャルの中で、ビフィズス菌が含まれていると言うことが強調されているんだと納得しました。
ただ私自身はビフィズス菌について詳細に調べたわけではないので、例えば口からビフィズス菌を含むような飲物を飲んだとして、その中に含まれるビフィズス菌が
腸内に定着して繁殖するのかどうかと言うことまでは分かりません。この辺りについては、また別の機会に調べてみようと思います。
現時点では、昨日は腸内細菌のバランスの例えとして国家間の競争を考えましたが、その意味ではビフィズス菌は世界の守護人と称して憚らないアメリカのような存在なのかなと言うイメージを持ちました。
ただしAll Aboutの記事では、このビフィズス菌も加齢と共にその存在量が減っていくと書かれています。つまり全体のバランスが崩れると言うことです。
では
腸内細菌のバランスを維持するためにどうしたらよいのかと言うことですが
@ 動物性脂肪の多い
肉類を食べ過ぎない
と言うことが先ず挙げられています。しかし私自身のことを考えてみると、すでに加齢と共に食べられる肉の量がずいぶん減ったように思います。
これは年齢の影響と思っていましたが、もしかすると逆に腸内細菌のバランスを維持するために体自身が肉の摂取量を控えるように要求しているのかなとも思えます。
A
野菜をたくさん食べる
これも上に準じます。肉類が減った頃から、嗜好が魚介類に変わりましたが、最近はそこからさらに野菜類に変わっています。
年を取ったら野菜が美味しく感じられるようになった、という話をよく聞きますが、これもまた腸内細菌がそういった繊維食品を要求するようになったとも解釈できます。
B 運動不足の解消
ウォーキングが腸の周辺の筋肉を鍛え、腸の動きを活発にするようです。単純な管では駄目で、腸内の粘膜が活発に動くことによって、より多くの食物がより多くの小腸内壁に接触し、そこに生息する各種の腸内細菌が活躍する場が作れると言うことでしょうか。
C
酒は適度に
これはちょっと耳が痛いです。飲み過ぎは禁物なんて言うことは分かり切っているのですが、酔い心地が良いと、つい多めにということをやってしまいます。
酒の主成分であるエチルアルコール(エタノール)はそのまま小腸に流れていくのでしょうから、細菌に対して良い影響を与えるとは確かに思えません。腸内細菌の視点で考えると、飲み過ぎは良くないと言うことがよく分かります。