すべてに共通するのは花粉、PM2.5

今年の春先の体調不良を振り返ってみると(2013.4.29)


 今年は寒かった割に、室内でのラジオ体操やスクワットが効を奏したのか、高血圧によるのぼせや首筋のこわばり、動悸といった症状からは解放されました。

 一方2月ぐらいから花粉症(主たる症状は鼻水)を感じると共に、喉の腫れを意識。これについては最終的に迷いに迷って近所の耳鼻咽喉科を受診。

 心配性の私は、病気に関してつい悪い方に考えてしまうので、診断結果が予想もしないような重病の兆候だったらどうしようと先走って考えたり、いやいやこの程度の軽い症状で医者に行くのはみっともないぞと考えたりで、なかなか受診の決断が出来ませんでした。

 結果ですが、生まれて始めて鼻内視鏡なるものを経験。意外に簡単に検査が出来るもんだなと言うことに驚くと共に、結果もどうやらアレルギー性の鼻炎から生じているものらしく、ポリープ等の兆候は見られないという医師の言葉に安堵。

 喉の腫れはこれで一件落着。腫れを感じても、それほど深刻に考える必要がないことが分かり、気にならなくなりました。

 一方3月ぐらいからは、マスクをせずにウォーキングをすると、歩いている最中に喘息特有の若干の息苦しさを感じることがあり、空気の状態が良くないんだと言うこともなんとなく感じていました。
 
 さらに、4月に入ってからは胃腸機能が低下し、お腹の調子がいまいちだなあという時期が続きました。これも心配性の私は単なる食あたりや胃炎と言うようには考えられず、胃潰瘍や場合によっては胃ガン、更には腸閉塞や大腸ガンといった病名が頭をよぎり、次から次へと心配の種は尽きないもんだと自分ながらに若干呆れもしましたが、やはり心配は心配です。

 結局いつもの無愛想なかかりつけの医師に症状を話してみると、聴診器での診療と、腹の触診によりたいしたことはないと判断され、通常の整腸剤を渡されました。

 薬を3日ほど服用したところ、1週間ぐらい続いていた胃腸の違和感が徐々に収まってきたので、やはり単なる胃腸炎だったのかなあと今は判断していますが、日頃から食べ物にはかなり気をつけているので胃腸炎になった理由が思い当たりません。

 ただ2月からの様々な違和感を思い出してみると、この原因は花粉やPM2.5の影響であると考えると、すべて辻褄が合うような気もしてきました。

 つまり花粉やPM2.5が鼻の粘膜に付着すれば鼻水、口呼吸で喉頭に付着すれば、喉の違和感、気管に入れば喘息症状、胃腸に入れば胃腸炎、と考えると不調の原因をすべて納得できます。

 しかも例年は、これほどまでに違和感が続くことはないので、今年だけの症状と考えると、やはりPM2.5の影響が大きいと判断せざるを得ません。

 振り返ってみると、私が喘息を発症したのも、ちょうど日本中で大気汚染が激しくなりだした頃で、三重県の四日市喘息は、喘息の公害事件としてかなり有名になりました。私の喘息症状が激しかった頃も同じ時期で(場所は東京ですが)、その意味ではこういったPM2.5に代表されるような物質へのアレルギー反応が、私の体内では、いまだに鋭敏であるという事なのかなと思っています。

 そういった患者が存在すると言うことも含めて、PM2.5の汚染状況は、70μg/m3の警告ではなく、やはり35μg/m3を越した時点で、きちんとニュースにしてもらいたいなと感じます。


食べ過ぎで急性胃腸炎?


胃腸関係


表紙に戻る