自律神経失調症の兆しと原因

朝起きると軽い動悸

 2010年1月。今日は土曜日。仕事からも解放され朝から快調です、と言いたいところですが、明け方妙な夢(妙な夢としか覚えていません)で目が覚めて、起きた瞬間に軽い動悸を意識。

 「なんだか、今日も調子が悪いのかなあ」と暗い気持ちになるが、自分の気の持ちようなんだからと思い直して、ベッドの中で深呼吸を繰り返します。

 瞬時に動悸を鎮める良い方法があればいいのですが、今のところ深呼吸ぐらいしか思いつきません。半分眠ったようなウトウト状態で、深呼吸を30分ぐらい繰り返していると、ようやく少しずつ落ち着いてきた感触です。

 「ふー、これで大丈夫かな」と思ってそのままもう一度寝てしまったようです。起きたのは7時ちょっと前。ここ10年ぐらい、病気と過労の時を除いて7時過ぎに起きることは滅多にありません。

 再びベッドの中で「体調はどうかな?」なんて自問自答。だいたい本当に元気ならば、この段階で自問自答なんかせずに、ぱっと起きあがれるはず。こんなことを考えていること自体が弱気な証拠です。

 しかし気になることは避けられません。ちなみにどうしてこんな状態に最近陥っているかというと、これはいろいろ複雑な理由が錯綜して、積もり積もってこうなったと自分では解釈しています。

 だったら、それを解消すればいい、という話しになるわけですが、目下の所その状態から逃れるには、仕事を辞めるしかない。そこのところがまた葛藤の一つとしてストレスの要因になっていると思われます。


症状が出始めたきっかけ

 そもそもこんな状態にどうして陥ってしまったのかというと、話しは3年以上前の2007年の春まで遡ります。3年前の4月、私は新しい仕事を受け持つことになりました。それはそれまでの仕事より遙かに責任が重い部署でした。

 しかしもともと仕事自体は嫌いではないし、新しい仕事はパソコンをいろいろ活用することが多く、これはどちらかといえば自分には向いていると思っていました。

 仕事は順調な滑り出しで、気持ちもリラックス。周りからも信頼され、まったく問題ない日々でした。上司の人柄も良く、まずいことはまずいと言ってくれる反面、仕事を分担したり、いろいろと気を使ってくれました。

 もちろん精神的な負担はまったくありませんでした。ところが仕事が順調に滑り出した6月、それまで風邪すらひかないような健康体で過ごしてきた妻が、突然体調不良を訴え、医者で精密検査

 するとなんと緊急入院の必要ありとのこと。どうやら急性の腎臓病とのこと。これまで家族が入院したという経験はまったくなく、突然の事態にあわてふためきましたが、本人の実家の応援もあり、なんとか無事入院となりました。

 これで一安心と考え、しばらくは息子と二人の生活を前向きに楽しむことにしました。急性であるから、きちんと対処すればすぐに退院できるだろうと思っていました。

 ところが、という風に事態は急展開していきます。



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