自律神経失調症の原因

今日の体調

 というわけで今日(2010年1月)の体調。昨日休んだせいで今日はすっきりしています。朝食を食べながら、「そうかそうか、これなら何とかなるかな」と仕事のスケジュール表を取り出し眺め始めると、なぜか途端に心臓がドキドキし始めます。

 「え〜、これってやっぱり・・・」と考え、手近にいつも置いてある血圧計を取り出して計ってみると、下が90で上が140。もともと高血圧なので高めですが、これなら別に辛くはありません。

 「とするとやはりこれは神経が・・・」、とがっかり。しかし、ここで落ち込んではますます負のスパイラルだと考え、仕事のことは忘れて今日の遊びを意識。すると30分ぐらいでドキドキが消えます。本当人間の体は不思議なもんです。


症状発現のきっかけ

 そもそものきっかけになった妻の病気は思ってもみない方向に進んでいきました。腎臓が悪くなった原因が他にあったからです。それはリンパ。正式病名を「悪性リンパ腫」といいます。

 日頃はあまり耳にしない病名ですが、最近少しずつ増えているようです。原因は不明で、治療は抗ガン剤投与となります。

 その結果、この病気の治療は長期にわたります。ガンの一種ですが、通常のガンとは違い、患部を摘出することができません。リンパ腫組織は全身に広がっているからです。結局6月に大学病院に転院。治療開始となりました。

 大変なことになりました。病気の事を職場の上司に伝え、自宅で家事、職場で責任ある仕事、帰りがけに病院という生活が始まりました。ストレスはたまる一方です。

 職場では集中力を駆使して仕事を早めに仕上げ早退。病院で妻と話しをして、帰りがけにスーパーで食材を購入。息子と一緒に夕食を食べ、その後後片付けやら洗濯やら、風呂の準備をしたりしていると、あっという間に寝る時間です。

 これが2007年の6月から10月まで続きました。途中さすがに辛くなった時期もあり、不眠、動悸などの体調不良を感じたこともありましたが、医者に行くと「気のせいでしょう」と言われ、確かにそうなんだろうと思える節もあり、そう言われたことに安心して、なんとかその時期を乗り切ることができました。

 妻は2007年10月に無事退院。長い入院で体力的な衰えは隠せませんでしたが、一応「病気の細胞は顕微鏡で見る限り見られなくなりました」という医者からのありがたい言葉をもらって、経過観察となりました。

 それと同時に、日頃から感じていた私の不調が消えました。やはり精神的なものだったということが分かりました。

 仕事は相変わらず忙しく、家事もそれほど減ってはいませんが、精神的な負担がなくなるということは、これほど大きい影響があるのかと、改めて感じていました。



妻の急逝へ


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