漢方薬

 病気休暇を提出後、ある意味で気持ちが吹っ切れ、「もうこれでどうにでもなれ」、という気持ちになり、時間休をちょくちょくとるようにしました。

 合間を縫って再びかかりつけの診療所へ。「相変わらず動悸が収まらない」と訴えると、「気持ちを落ち着かせる薬を出しても良いよ」と言われます。いわゆる精神安定剤ですね。

 しかし意地を張るわけではありませんが、「漢方薬の類はないですか」と質問してみると、「もちろん、あるのでそちらにしますか」と聞かれたので、とりあえず漢方薬を処方してもらいました。ツムラの26番。「桂枝加竜骨牡蛎湯」というややこしい名前です。

 なんでも体力のない人に向いていて、精神を落ち着かせる薬のようです。これを普通なら食間または食前に1日3回飲むことになりました。しかし私の場合は、夜の症状が強いので「夕食後に飲むだけでも良いよ」と言われました。

 家に戻り、早速インターネットでこの漢方薬について調べてみました。効能の欄に「小児夜尿症」「性的神経衰弱」と書かれていて、「おいおいそれは自分には該当しないのでは」と若干ショックを受けました。

 もちろん精神的な動悸にも良いと書かれていますが、どうもあまりぴんと来ないなあというのが率直な感想です。しかしまあ医者の見立てです。とりあえず飲んでみました。

 銀色をしたツムラ特有のパッケージに入っています。封を切ると肌色をした漢方薬です。漢方薬はだいたいみんなこんな色をしているように思えます。

 臭いを嗅いでみると、胃薬のような、生木のような特有の臭いがあります。嗅いだ瞬間に気持ちが悪くなるというような臭いではありませんが、気持ちの良いにおいでもないですね。

 パッケージは2.5gとなっています。これを水と共に流し込みます。顆粒状なので舌にザラザラ感が残り、あまり後味は良くありません。

 もちろん飲んですぐ効いてくるわけはないのですが、精神を落ち着かせるという効能書きを信じて寝ることにしました。

 横になると、このところの習慣でつい動悸を意識してしまいます。ドクン、ドクンと相変わらずの動悸を感じますが、漢方薬を飲んだせいか若干気持ちに余裕があります。もうまもなく薬が効いていて安眠できるだろうと気持ちを落ち着かせている内に寝入ってしまいました。

 しか〜し・・・・、やはり夜中に目が覚めました。すぐに動悸を意識します。もともと寝るのは早く、よほど精神的に追い込まれない限り寝付きはよいのですが、だいたい毎晩夜中に1回だけトイレに起きてしまいます。

 その時間と動悸が重なっています。やっぱり駄目か。しょうがないと思いつつ、ネットで調べたかぎり単なる精神的な動悸なら命に別状はないだろうとのことなので、先ずはトイレで放尿しすっきりした状態でゆっくり深呼吸。

 わずかですが動悸も収まる傾向になってきたことに安心し、うつらうつらしている内にそのまま寝てしまいました。まあ寝られるんだから症状としてはまだ軽いのだと思います。



漢方薬(その2)へ


自律神経失調症の目次へ


表紙に戻る