自律神経失調症らしいことを認識
(2011.4.15)

 薬をもらった夜、軽く一杯飲んで(いっぱいではなく)、風呂に入り就寝直前に「コンスタン 0.4mg」を1錠飲んでみました。生まれてこの方、風邪薬に始まって、喘息やらアトピーのかゆみ止めやら、様々な血圧の薬をとっかえひっかえ飲んでいるのですが、最近はこれらの薬の副作用はどんなものなんだろう、ということが気になるようになりました。

 「コンスタン」についても、、もちろん調べました。基本的には「気分をリラックスさせ、不安を和らげる」薬のようです。各種の神経症にも使われ、副作用が少ない薬と書かれていますのでちょっと安心しました。

 薬の分類としては、「緩和精神安定剤」と書かれています。飲酒は控えてください、という一文も付いていましたが、飲んでいる量はビール大瓶1本分ぐらいなので、まあいいかなと考えました。

 もともと寝付きは悪くないのですが、最近はベッドに入った直後にも動悸を感じていて、それが落ち着くのを待って(10〜15分)寝る、と言うのを繰り返していました。この日も同じように、寝る直前は軽い動悸を感じていました。

 薬が効くと良いなあ、と思いつつ、軽く深呼吸を繰り返していると、いつの間にか寝ていました。子供の頃は神経質で寝付きが悪かったのですが、旅行好きであちこちのホテルで寝るようになってからは、家での寝付きは格段によくなりました。早いときは1分もかかりません。

 しかし、だいたい夜中に1回トイレに起きます。そのことがあったので腎臓を疑ったわけです。で、この日も軽い動悸を感じつつ、いつしか眠ってしまいました。

 夜中にやはり尿意を感じて目が覚めました。しかしいつもと違って、なんとなく夢うつつの状態です。以前の動悸を感じていないときの状態に戻りました。トイレから戻ると、普通なら動悸を感じるのですが、この時は、そのまますぐにまた寝てしまいました。薬が効いていたのだと思います。

 翌日いつものように6時半ぐらいに起床。「あれっ?」と思いました。なんだか体がすっきりしている感じです。「そうかあ、そういえば薬を飲んだんだ」と思い出しました。

 なんと朝からの動悸もあまり感じません。この日は1日中久しぶりに爽快な気分でした。ということは、やはり医者の診断が正しくて、私の症状は典型的な「自律神経失調症」だったのかな、という気がしてきました。

 この日は一日中それほど動悸を感じませんでした。夜になって再び薬を飲んで就寝。よく眠れます。トイレに起きてもすぐにまた寝ることが出来ます。

 服用を初めて今日で4日目です。血圧はそれほど変わりません。130/80前後を行ったり来たりしています。血圧は朝ディオバンとアムロジンを飲み続けています。

 夜になるとコンスタンです。昨年も似たような症状が出て、結局デパスを数日飲んで寝た記憶があります。どうやら今年もそれと似たような症状なんだと遅まきながら気がつきました。

 なぜそこに思い至らなかったのかというと、昨年はまだフルタイム勤務で、家事との兼ね合いもあり体が疲弊し、精神的にも追いつめられ、そのような症状が出てもおかしくない状況でした。

 ところが今年は家でのんびり生活し、いわゆるストレスとはほとんど無縁でした。生活も規則正しく、夜は11時までに寝て、朝は6時半頃起きるという模範的な生活です。

 従ってストレスによる「自律神経失調症」などあり得ないと思いこみ、他の原因をいろいろ探っていたわけです。

 しかしあらためて本当にストレスがなかったのか、と自分に問いかけてみると思い当たることがいくつか出てきました。一つ一つは軽微なものですが、それが重なってくるといつのまにか心理的な負担になっていたのかもしれません。

 そして一度「何となく体調が変だ」と思い始めると「何が悪いんだろう」とあれこれ詮索し、そのことによって「自身の体調変化に敏感になり」、さらに「体調が悪化しているような錯覚を覚える」という悪循環になっていたのかもしれません。



原因をあれこれ探る


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