春先は自律神経のバランスが乱れます

春先の体調不良への対策(2012.3.17)
 
 今日は一ヶ月毎の通院日。母親と一緒にいつもの診療所へ行ってきました。腰痛を発症して、一時は気の遠くなるような痛みに襲われ、車に乗るのも大変だった母親ですが、暖かくなってきてようやく少しずつ痛みも薄らいだようで、車にも乗れるようになりました。

 診療所は朝早く行ったにもかかわらず結構混雑していました。普通ならガラガラの筈です。どうやら患者さん?のほとんどは花粉症治療ですね。

 数日前から爆発的に花粉が増加している印象です。私の息子は目が痒くてしょうがないと言っています。私は目はそれほど感じませんが、アレルギー性の鼻炎で口呼吸の割合が多いので、喉に違和感があります。なんかムズムズして咳払いが多くなります。

 肝心の血圧ですが、ちょっと高めだと言うことで、自分で感じていた体調は良かっただけに不思議です。ちなみに1回目が140/90で2回目が136/86でした。高いと言っても許せる範囲です。

 ただいつもこの医者で測るときよりは高めなので原因を考えてみると、今日は朝の冷え込みが強かったせいかなと思っています。これまでの経験で、最低気温が前日より急激に下がると、血圧が高くなる傾向が見られます。

 一方昼間は暖かくなってきたので、日中の血圧は低くなっているように感じています。その結果、日中の血圧と夜や起きがけの血圧差が大きくなります。

 春先に体調不良を訴える人が多いと思いますが、基本的に交わされるのは「最近は寒暖の差がはげしいからねえ」という会話ですが、要するに温度差により血圧の変動が激しくなると言うのも、体調不良の一つの原因かなと思えます。

 また春先は自律神経のバランスも崩れると言うこともよく聞きます。人間は体調を一定の安定した状態に保つために交感神経と副交感神経がバランスをとって勝手に調整してくれているわけですが、そのバランスが崩れると、いわゆる自律神経失調症になるわけですね。

 春先だからというのも一つのきっかけで、これだけなら「ちょっと体調が変だな。まあ春先だからしょうがないや」と思っている内に暖かくなって、いつの間にかそのことを忘れてしまうと言うのが普通の人だと思います。

 しかしそこにストレスや悩みが加わると事は深刻になります。交感神経系と副交感神経系の調節がうまくいかなくなり、どちらかに極端に片寄るのかなと思えます。つまり精神的に妙に元気になったり、突然落ち込んだり、血圧が急に上がったり下がったりという具合ですね。

 原因が精神的のものだと思われるな場合は、ストレスを減らすとか、運動をすることで多少軽くなるかもしれませんが、寒暖の差はどうにもなりません。ただ最近は、「寒暖の差によって体調不良が起こることが春先には多い」ということを自覚することによって、精神的に安定するのではないかとも思っています。

 つまり不安を助長するのではなく、この時期はこうゆう事が起きるのであってしょうがないんだ、という、ある意味居直りの気持ちが大事なのかなと思っています。



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