この春は花粉、黄砂、PM2.5の三重苦

PM2.5の暫定指針を環境省が発表(2013.2.28)

 昨日の埼玉県のPM2.5の値は、県の発表に寄れば最低が本庄の17.5で、最高は川口市の37.5となっていて、遂に埼玉県でも基準値の35を超える値が出てきました。

 ということは西日本の各地でもこれと同程度かそれ以上の値が観測されているように思えます。

 今の所、我が家に近いところに測定地点がないのですが、10km圏内では20をちょっと越えるような値になっています。

 こういったPM2.5の他に、この時期は黄砂や花粉の影響もあり、アレルギー体質で喘息やアトピー持ちの私は、外へ出るときのマスクが必需品となりそうです。

 ちなみに昨日私はうっかりマスクをせずに1時間ほどウォーキングをしてきました。帰宅して、昨日新たに何らかの違和感を感じることはなかったのですが、なんとなく慢性的に咽頭が腫れているような気はしています。

 さて、そういった実態の中で、今日の新聞朝刊には、環境省がPM2.5の指針として、基準の倍で外出自粛などの注意喚起をするという暫定方針を正式決定しました。

 何回も書いていますが、東日本大震災で起きた原発事故の時と基準値の扱いがやはり似ているなと感じますが、どうして2倍なのか根拠がはっきりしません。

 唯一新聞記事で分かったのは、1日平均で65.5μg/m3以上の値になると、すべての人にある程度の健康影響を与える恐れがあるからだ、ということのようです。

 光化学スモッグについても、今は自治体から注意喚起等の放送が流れていますが、今後はPM2.5についても、こういった放送が流れるようになるのかなと思われます。

 ちなみに70という数値を採用したとしても、すでに千葉や横浜、福岡ではその値を超した日があったようです。ただ新聞を良く読むと、最後の方にこの値は黄砂の影響もあると書かれているので、必ずしもPM2.5だけの数値をあらわしているのではないということです。

 しかし過去に私自身がなんとなく喘息気味だなと思った時期の中で、黄砂による影響がありそうだと感じたことが何回かありましたので、喘息持ちの人は黄砂やPM2.5について出来るだけ避けた方がよいように思います。

 なおPM2.5の定義ですが、新聞によればともかく直径が2.5μm(0.0025mm)以下の微粒子はすべてこれに分類されるそうですから、黄砂や花粉の破片等も含まれています。

 また考えられる成分としては、そういった微粒子に煤煙、金属酸化物、硫酸塩、発ガン性有機物等が付着している可能性もあるということですから、喘息患者以外の健康な方でも、無闇に肺の中に吸い込まない工夫が必要になりそうです。

 それにしても、余計なことですが、中国の人たちは、水が汚れ、空気が汚れ、今後どうするんだろうと心配になります。それでも今日の新聞の片隅には60歳以上の人が2億人を突破したと書かれていますから、そういった環境で暮らしている人は、全体から見れば一部なのかなとも思えます。

 今後は日本と同様の少子高齢化社会がいっきに訪れそうな気もします。ちなみに中国の方の平均寿命は男性71.6歳、女性75.0歳だそうです。日本とは10歳前後差があるようです。


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