見逃しがちですが、果物アレルギーも増加

口腔アレルギー(2013.3.1)

 今日の新聞の片隅ですが、川崎の小学校で給食のキウイを食べた児童61人がアレルギー症状を起こした可能性があるとニュースが出ていました。

 キウイはアレルギーを起こしやすい果物の代表のようですが、我が家の息子も特定の果物や野菜で喉がイガイガすると言っています。

 具体的には、バナナ、パイナップル、キウイそしてモヤシだそうで、ネットで調べてみると共通して似たようなタンパク質を持っているそうです。また果物アレルギーを持っている人は、花粉症も同時に持っているようで、これも息子の例にあてはまります。 

 私自身は小さい頃から喘息とアトピーで苦しめられ、常に「お前はアレルギー体質だから・・・」と言われ続けてきましたので、食に対しては大きな関心を持って、なるべく良いものを食べようと家庭菜園で無農薬の野菜を作っています。

 しかし果物と肉類、魚介類は、家庭の努力ではどうにもなりません。結局違和感をもった食べ物をなるべく避けるようにするしかないのかなと思えますが、私自身は今の所、果物でのアレルギーを感じたことはないので、最初息子がバナナを食べると喉が痒くなると言ったとき、「ウソだろう!」と笑って相手にしませんでした。

 ところがそういった訴えを何回か聞き、さらにパイナップルやモヤシでも同様の症状が出ると言うので、これはもしかしたら本当にアレルギーなのかもと思い調べてみると、「口腔アレルギー」という立派な病名が付いていることが判明。

 以来我が家ではバナナを買っても私が食べるだけで、大好きなハワイに行っても、パイナップルは私だけが食べています。

 困るのは安くて家計を助けるモヤシを使った料理が作れないこと。たまに私自身が一人でモヤシ炒めを作って食べたりしていますが、一袋のモヤシは一人分としては多すぎます。

 それはそれとして、小さな子供さんのいる家庭で、子供さんが「これを食べたらなんだか喉がおかしい」と言ったら、笑い飛ばさないで真面目に考えないといけないようです。

 親が子どものアレルギー症状に敏感であれば、以前小学校でチーズの事故がありましたが、そういった事故のリスクも減り、今回のような給食でのアレルギー症状も減るのかなと思えます。

 それにしても大気が汚れ、水が汚れ、食べ物に食品添加物が使われ、さらに加工食品の普及の影響かどうか分かりませんが、アレルギー症状を抱える子供が増え、この先どうなるんだろうという不安を感じます。

 と言いながらも、今日の新聞には厚労省の平均寿命の表も出ていて、5年前より男女ともわずかに寿命が延びているそうですから、それはそれで医学の発達や健康への意識の高まりは喜ぶべき事なのではないかと思います。

 ただし私自身は平均寿命より、自立して生活できる健康寿命の行方を気にしています。ただ生きているだけではやはり辛い。やりたいことがやれる環境があってこその寿命だと思います。



腹痛の原因は花粉症?


花粉症


表紙に戻る