タイ旅行で予防接種をしていたのに
インフルに感染

2012.4.2

 高齢者は予想接種をしていても感染し重症化する恐れあると書いておきながら人ごとだと思っていました。しかし2012年3月、タイに行き、30日に帰国。

 ところが旅行先でインフルエンザをうつされたようで、2日間ほど完璧にダウン。もちろん予防接種はしてあったのですが、疲れによって感染したようです。久しぶりにひどい目にあいました。経過は以下の通りです。

 旅行先でもホテル内で寝るときはマスクをつけ(エアコンを使っていたので)注意をしていたのですが、旅行地域を移動する関係で混載バスに数時間乗る機会があり、このとき同乗者数人が軽い咳をしていました。

 軽い咳だったので、「嫌だな」と思いつつ、マスクを着用することもせずそのまま旅行を続けました。帰国日の5日前ぐらいのことです。

 その後旅行中はなんら症状を感じなかったので安心していたのですが、帰国日の朝、喉のあたりに違和感があり、「これはやっぱり風邪をうつされたか、まったくマスクぐらいしておけよ」と思いつつ、まあ症状が軽かったので「疲れもあるからしょうがないや」と成田空港に夕方到着。

 そこで自宅方面へのリムジンバスに乗るために空港の外に出ると涼しい風がひゅ〜っと吹いてきて、思わずゾクッときました。風のせいか風邪のせいかまだ判断できません。喉はちょっとイガイガする程度で、咳もありません

 しかしリムジンバスに3時間ほど揺られ自宅に到着し熱を測ると、何と久しぶりに38度。これは早めに寝るしかないと思い、この日は夜の9時頃就寝。

 特に不快感や寝汗もなく、翌日朝の体温は36.9度。やはり疲れがたまって体温も上がったんだなと判断して、念のためかかりつけの診療所に行って総合感冒薬と咳止め等を処方してもらいました。

 ところが夕方になって背筋がゾクゾクッとする悪寒を感じ始めました。「え、まさかインフルエンザ?」実はインフルエンザの予防接種もしていますので、安心していました。

 体温はなんと39度。久しぶりの高熱にびっくり。すぐに終了間際の診療所に駆け込み、検査をしてもらいました。鼻の穴の中に細い針金をぐりぐり突っ込まれ不快な思いをするやつですが、1分ぐらいで結果判明。

 「A型ですね」と医師はあっさり断定し、結果を見せてくれましたが、確かにAと書かれた部分にスジが鮮明に見えています。

 というわけで、総合感冒薬はナシ、代わりに一時期問題になった「タミフル」をその夜(31日)から服用して今日に至っています。

 ちなみに午前中の診療でインフルエンザかどうか分からなかったのかと言うことですが、あの鼻の中に入れる診断キットは、ある程度インフルエンザの症状がはっきり出た状態(体温が急に上昇して高熱になる)で威力を発揮するようで、例え医師でも最初はなかなか風邪とインフルエンザの区別は難しいようです。



ジスロマックSR


風邪・インフルエンザの目次へ


表紙に戻る