インフルエンザ予防接種の効果を期待してバンコク旅行(2013.12.20)
明後日22日の早朝からバンコクに出かけます。しばらく更新が滞ると思います。この旅行中または旅行直前にインフルエンザにかかりたくなかったので、3週間ほど前に予防接種を受けました。
予防接種の解説ページを見ると、、接種をしてから効果が出るまでの期間が2週間から一ヶ月と書かれているからです。
またその効果は一ヶ月後ぐらいが最大になり、その後徐々に効果は減少。だいたい五ヶ月で元に戻る、ということのようです。
以前、11月に予防接種をして、3月の春休みにバンコクに行ったとき、移動中のバスの中で激しく咳をしている人がいて、「これはまずいな」と思いつつ、バスですから避けようが無く、じっと我慢。
その後バンコクには3〜4日ほど滞在していましたが、帰国間際になって喉に違和感。飛行機の中で咳をしてたら申し訳ないなと思いつつ、風邪薬を飲んで早めに就寝。
帰りの機内では、咳は出ませんでしたが、成田空港に降り立つ頃には何となく寒気が。家に戻って翌日体温を測ったら38度。
「こりゃうつされたな」と確信していつもの診療所に行くと、あっさりと「インフルエンザ」と判明。たしか「タミフル」を処方してもらい、数日寝たら39度というような発熱もなく、通常の風邪と同じような症状になりました。
予防接種の効果が少し残っていたためか、タミフルを飲んだのが早い時期だったためと思われますが、まさの予防接種の効果が切れるといわれている頃の出来事で、予防接種をしていてもうつるんだ、ということがよく分かりました。
それ以来、自分の旅行日程を睨みながらの接種を心がけています。
それはそれでいいのですが、なぜ効果を発揮するまで2週間以上かかるのか?ということが疑問に感じられます。通常の風邪やインフルエンザに罹ったとき、体の免疫反応は即座に対応が始まり、普通の風邪なら数日?インフルエンザでも5日間ぐらいで体の免疫反応が活発になるはずです。
この活発になった時期に発熱し、我々は風邪をひいたという認識をするのだと思いますが、予防接種の場合は少なくとも2週間以上かかるということで、これは接種の薬剤に含まれているウイルスが、様々な操作により不活性化しているためでしょうか。
つまり免疫細胞にとってはそれほど脅威には感じられない、気絶したようなウイルスを感知するので、即応体制を取る必要がない。
ただし、その量は多いし、その後に活性化した本物のインフルエンザウイルスがあらわれる可能性があるので、それに対抗できるような免疫細胞を少しずつ増やしていくということでしょうか。
問題は、予防接種は必要ないと説明している根拠の一つにも挙げられていますが、折角免疫細胞を増やしたのに、予想とはまったく違った形をした、新たなインフルエンザウイルスに感染することもある、ということだと思います。
この場合は元から持っている自分自身の免疫力が勝負を握ることになりそうですから、やはり予防接種をしたとはいえ、バランスの良い食事、睡眠の確保、運動、ストレス解消は絶対条件のような気がします。