自然環境と健康の関係

気候(体調変化)が健康に及ぼす影響(2012.9.4)

 気の流れが体調を左右するなら、その元になっている天候の変化も健康を左右するはずです。実際に私は高血圧ですが、典型的な例として寒くなれば血圧が上がり、暑くなれば下がります。

 先日来書いているように、湿気が多くて暑いときはアトピーが悪化、また寒くて乾燥しすぎている場合も皮膚がカサkさになりアトピーが悪化します。調子がよいのは適温で爽やかな風が吹いているときです。

 また最近時々感じるのですが、湿気がひじょうに多いと、呼吸機能に影響を与えるのか、なんとなく息苦しくなります。さらに春先や秋口に風が吹くと、鼻水や喉のイガイガ感ぐらいですが、花粉症が出ます。

 そこで、「気」について調べるのも良いのですが、その前に気候と健康にどの程度関連があって、一般の方が天候の変化と体調についてどんな意識を持っているのか調べてみました。

 早速「天候と健康」というような語句で検索してみると、「テルモ健康天気予報」というページが出てきました。ここにいろいろな方の天候と健康に関する意識調査の結果が出ています。

 多い順に少しだけ抜粋させてもらうと

・ 寒くなると肩が凝る(血管の収縮によって血行不良が起きている?)
・ 天気が悪いと憂鬱な気分になる(逆に青空を見ると元気になる感じがします)
・ 乾燥すると全身が痒くなる(アトピー症状と同様に、皮膚表面の水分が不足し、カサカサした肌になるため痒くなります)
・ 天気が悪いと古傷が痛んだり、関節が痛くなる(よく聞きますが、私には経験がありません)
・ 運動すると喉が渇く(発汗作用で体内の水分が失われますから当然だと思います)
・ 天候が変化すると頭痛や眩暈が生じる(低血圧の人に多いのではないでしょうか。私はあまり経験がありません)
・ 心臓疾患を持っている人は、天候が悪くなると胸の締め付けを感じるそうです

 確かに思い当たることがいくつもあります。そこでこれらの体調不良は気候のどの変化に対応しているのか、と言うことをちょっと考えてみました。

 そもそも気候という言葉を構成している要素は、気温(最高温、最低温)、湿度、天気そのもの(晴、雨、雪等)、気圧、日照時間、紫外線量、雲量、風量、風向き等があると思います。

 その上に我々を取り巻く環境では、様々な揮発性の微量な化学物質や車・工場からの排気ガス、花粉、黄砂、更には太陽からの荷電粒子の放射、自然放射線、潮の干満等が常時変化しているものと思われます。

 これらの条件が複雑に絡み合って我々の体調に影響しているのかなと思われますが、更に付け加えると、ある時点での体調はその時点での気象条件と、そこに至るまでの気象の変化に大きく影響されているような気がします。

 説明が分かりにくいかもしれませんが、冬場になって血圧が上がるというのは、秋から冬に向かって徐々に気温が下がることによって血圧が上がってきたと感じるわけです。

 天気が悪くなると憂鬱だというのも、前日に比較して天気が悪くなったから憂鬱になったのであって、これも過去からの流れによって体調が変化しているわけです。

 これに対して、アトピーの症状はその時点で気温が高く、湿度も大きいと過去からの流れに関係なく症状が悪化するような気がします。

 気象と体調の変化は間違いなく関係があると思えますが、では気象のどのような変化で、体内にどのような変化が生じるのかというのは、結構難しい問題だなと感じました。もう少し追究してみようと思います。



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